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台風19号で崩落した国道361号 権兵衛峠道路の通行止めを12月19日17時解除。塩尻方面への長距離迂回を解消

2019年12月19日17時 通行止め解除

国道361号 権兵衛峠道路は、12月19日17時に仮橋による片側交互通行で通行止めを解除する(権兵衛峠道路災害復旧技術検討委員会の資料より)

 国土交通省 中部地方整備局 飯田国道事務所と長野県伊那建設事務所、同木曽建設事務所は12月16日、台風19号で被災した影響で通行止めしていた、長野県上伊那郡南箕輪村内の国道361号 権兵衛峠道路について、12月19日17時に通行止めを解除し、片側交互通行による通行へ移行することを発表した。

 国道361号の木曽エリアと伊那エリアを結ぶ区間内で道路の崩落が発生し、通行止めとしていたもの。通行止めの影響で、伊那~木曽間を行き来する際に、塩尻方面への大きな迂回が必要となっていたが、再開区間を通行できる車両に関しては、この迂回を回避できるようになる。

 再開にあたっては、伊那側に権兵衛2号橋、木曽側に権兵衛トンネルをはさむ崩落箇所に仮橋を架設した。橋の構造上、片側交互通行となり、仮橋の構造上、幅3mを超える車両や、総重量25トンを超える車両は通行できない。また、片側交互通行区間にはトンネルも含まれており通行には注意を要する。

 本復旧には相当期間を要する見込みとなっており、引き続き飯田国道事務所が復旧工事を進める

再開区間の概要
再開区間の通行制限
片側交互通行区間の概要(権兵衛峠道路災害復旧技術検討委員会の資料より)