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東京都、環状2号“地上部道路”を3月28日14時開通。下り線は3月7日に切り替え。旧築地市場内を通過
2020年2月19日 18:05
- 2020年2月19日 発表
- 2020年3月28日14時 開通
東京都 建設局は2月19日、整備を進めている東京都市計画道路 環状第2号線のうち、旧築地市場内区間の「暫定迂回道路」を切り替え、「地上部道路」として3月28日14時に開通することを発表した。
環状2号線は江東区有明を起点とし、千代田区神田佐久間町へつながる総延長約14kmの道路で、2014年3月に新橋~虎ノ門間の地下トンネル区間が開通。このトンネルにつながる旧築地市場~新橋間の地下トンネル工事などを進めているが、旧築地市場の移転計画が延期されたことで、トンネル工事にも遅れが生じ、トンネル部を含めた開通は2022年度の予定となった。
東京2020オリンピック・パラリンピック時には晴海の選手村と築地の車両基地を結ぶ道路となるため、まずは築地大橋~新大橋通りの間に旧築地市場を迂回する線形の「暫定迂回道路」を整備し、2018年11月に供用を開始。続いて整備されたのが今回の「地上部道路」となる。
旧築地市場内の建物がおおむね解体されたことにより、旧築地市場跡地の敷地内を通過するもので、築地大橋~新大橋通り間を直線に近い滑らかな線形で結び、走行性や安全性の向上を図る。
なお、地上部道路の開通にあたっては上下線を順次切り替え。まずは下り線(新大橋通り→築地大橋)を3月7日に開通し、上り線を3月28日に開通する。