JAL、兵庫県養父市とドローンで地域課題解決を目指す連携協定締結

小型固定翼ドローンの飛行イメージ

　JAL（日本航空）と兵庫県養父市は1月24日、ドローンを活用して地域課題解決を目指す連携協定を締結した。協定に基づき、今春に医薬品などの緊急物資の輸送などを行なう実証実験が実施される。

　実証実験で使用されるのは、滑走路を必要とせず、少ないエネルギーで長距離飛行が可能な小型固定翼ドローン。テラドローンが開発したドローン運航管理システム「Terra UTM（Unmanned Aircraft System Traffic Management）」を活用する。飛行経路は、公立八鹿病院敷地から八木川上空を通り、国民健康保険出合診療所付近までの約25km。

　JALでは、ドローン物流サービスの提供を通して、災害対応や医療などの分野で中山間地域の課題を解決に貢献したいとしている。両者では、山間地域でのエアモビリティ活用の共同検討も行なっていく。