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「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」が「城島酒蔵びらき」とコラボ。西鉄が日本酒飲み放題の企画列車・試食会を公開

2020年1月30日運行

2020年1月30日 特別運行

西鉄の「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は2020年1月30日に特別企画列車を運行する

 西鉄(西日本鉄道)は、観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」を3月23日から運行している。既存の6050形3両編成を大規模改造し、2号車には「窯」を中心とした大型キッチンを設置し、客車では筑後地方を中心とした沿線地域の新鮮な食材を使った料理と車窓を流れる風景を楽しめるようになっている。

 通常「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は毎週金土日曜と祝日を中心に、西鉄福岡(天神)駅〜太宰府駅/大牟田駅間を移動し、車内でブランチ(3300円)/ランチ(3300円)/ディナー(8800円)を提供。12月8日現在で約1万人が利用してきた。

 そんな「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」が2020年1月30日に特別企画列車を運行することになり、12月16日に「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」の車内で関係者による試食会を開いた。

西鉄が運行する「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」の3号車
2号車には「窯」を中心とした大型キッチンを設置している

 1月30日の特別企画列車は、西鉄大牟田線沿線の地域を対象に、自治体や企業、農作物の生産者らと協力して地域の魅力を発信する試みの第1弾という位置付け。

 第1弾では、城島(じょうじま)地区にある8つの酒蔵が集まる九州最大級の酒蔵びらき「城島酒蔵びらき」(2月15日~16日開催)とタイアップし、車内で一部新酒を含む城島の日本酒、その日本酒に合わせたオリジナルコース料理を提供する予定で、このコース料理を蔵元や福岡の料理研究家と協力して開発している。

 特別運行は1日限定となるが、今後もさまざまなコラボレーションを行なっていくそうで、地域食材を使った料理の提供や、子供向けのワークショップなどを開催していく予定だ。

「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」特別運行

運行日: 2020年1月30日
予約開始日: 2019年12月1日
ダイヤ:
[ランチ]西鉄福岡(天神)駅(11時50分)発~大牟田駅(14時14分)着
[ディナー]大牟田駅(17時40分)発~西鉄福岡(天神)駅(20時13分)着
料金: 1万円コース、1万5000円コース
※1万円コースは現地集合・解散
※1万5000円コースは博多・天神発のバスツアー付き
内容: 新酒を含む城島の厳選日本酒飲み放題、提供する日本酒に合わせた1日限定のオリジナルコース料理
TEL: 092-263-3200(クラブツーリズム 九州旅行センター)
Webサイト: THE RAIL KITCHEN CHIKUGO
Webサイト: クラブツーリズム 九州旅行センター

2号車のキッチンカーでは試食会の準備が進む
株式会社花の露 代表 冨安拓良氏

 試食会には蔵元・花の露 代表の冨安拓良氏、コースを監修した料理家の松竹智子氏らが参加。冨安氏は、「今回の特別企画列車が走る1月30日ですが、ちょうど各蔵で新酒ができあがる時期ということで、このランチ・ディナーに合わせたお酒を8つの蔵から1種類ずつご提供させていただくこととなり、当日は4種類の新製品が間に合うようです。今日は代表として試食させていただき、どの料理にどのお酒が合うのかを確かめて当日を迎えたいと思います」とあいさつした。

 この試食を経て12月下旬にメニューが確定。1月30日の本番を迎える。特別運行の予約はすでに受付を開始しており、予約状況は好調とのことだ。

コースを監修した料理家の松竹智子氏が試作料理を説明
試食スタート
久留米市・小郡市・うきは市といった筑後エリアの食材をメインに使用。レバーパテやバゲット、サラダなど「地域」を感じられる素材と味にしたという。この試食を経て、最終調整する