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ムーミン屋敷にプロジェクションマッピング! ムーミンバレーパークの冬イベントに行ってみた

2019年11月30日~2020年3月8日 実施

「ムーミンバレーパーク」で開催される夜間イルミネーションイベントでの、ムーミン屋敷で行なわれるプロジェクションマッピング。オーロラが出現

 ムーミン物語が運営するムーミンをテーマにしたテーマパーク「ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市大字宮沢431-3-58)では、11月30日から2020年3月8日までの間、冬のイベント「WINTER WONDERLAND in MOOMINVALLEY PARK EMPOWERED BY CALAR.ink」を開催する。

 これに先立ち、11月29日メディア向けに内容が公開された。開催時間は17時~20時(チケット最終販売時間19時)。ムーミントロールとその仲間たちが迎える初めての冬の夜間の演出が楽しめる内容となっている。イベントはムーミンバレーパークの入園料のみで楽しむことができる。

駐車場からメッツァビレッジへ向かう道もすでに演出されている。霧とイルミネーションで不思議な雰囲気
宮沢湖の夕日。対岸にムーミンバレーパークの「灯台」が見える
メッツァビレッジも夜はイルミネーションに。21時までオープンするスターバックスコーヒーもある
夜のショップは幻想的

 入園チケットは、通常価格が大人(中学生以上)1500円、子供(4歳以上小学生以下)1000円のところ、イベント期間中のみ17時から19時まで販売する「ナイトチケット」が登場し、大人(中学生以上)1000円、子供(4歳以上小学生以下)500円の500円引きで本イベントを楽しめる。

 ただし、利用可能な施設はムーミン屋敷の一部、エンマの劇場、コケムス、ヘムレンさんの遊園地、イルミネーションイベントとなっており、アトラクションは利用できないので注意。どのチケットでも再入場が可能。

 駐車場は平日なら無料で、土日祝日は1500円(正月、お盆休み、GWなど、施設が指定する日は有料。詳細はWebサイトのカレンダーで確認できる)。

ツリーもあり、イルミネーションが楽しめる
ここからがムーミンバレーパーク
入口前はフォトスポットとなっている
葉が残っている時期は美しい紅葉も楽しめる
暗くなったころのエントランス
道には人工的な霧が立ちこめ幻想的に
「水浴び小屋」も幻想的にライトアップされる

 イルミネーションイベントの目玉は、ムーミン屋敷で行なわれるプロジェクションマッピング。18時30分、19時、19時30分の3回開催され、ショー時間は約10分。ムーミン屋敷に美しいアニメーションのストーリーが映し出されるほか、途中ムーミン屋敷のバックにレーザーを使ったオーロラが出現する。

 上映時間以外にも随時、ムーミン谷の住人たちから恐れられているすべてを凍りつかせてしまう魔物「モラン」が、ムーミン屋敷に息を吹きかけ凍らせてしまった瞬間にオーロラが見えるというショートバージョンの上映を見ることができ、気分を高めてくれる。

 ムーミンバレーパークは、宮沢湖湖畔に広がる商業施設「メッツァ」内にあり、無料で楽しめるメッツァビレッジと有料のムーミンバレーパークに分かれている。駐車場から進むと、メッツァビレッジを通りながら向かうことになる。ここでもショップがイルミネーションに包まれていて、湖畔の雄大な景色をゆったり楽しむことができる。

夜のムーミン屋敷。手前の小川におなじみの橋がある
雪がチラチラと降ってきて……
魔物「モラン」が、ムーミン屋敷に息を吹きかけると
ムーミン屋敷が凍ってオーロラが出現。このエピローグのシーケンスが随時投影されている

 ムーミン一家は冬の間は冬眠をしていて、春とともに目覚めるのだが、ムーミントロールが1人だけ目を覚ましてしまって眠れなくなってしまった。ファンなら誰でも知る、1957年のトーベ・ヤンソンの作品「ムーミン谷の冬(TROLLVINTER)」のオープニングだ。シーンはここから始まる。スナフキンがいつも残していく春の手紙を読むムーミントロール。そこに、もう1人眠れなかった「ちびのミイ」も現われる。外には「おしゃまさん(トゥーティッキ)」が作ったと歌っていた、雪で作られた大きな「白いうま」もちゃんとある。目には鏡が埋め込まれ、尻尾はホウキ。そして、存在を信じている人だけが見ることができるオーロラも現われる。

オープニングは、鉛筆でムーミン屋敷が描かれる
色が塗られていって
ムーミン屋敷がキレイに完成
ムーミン一家は冬の間は冬眠に入る
ムーミントロールが目を覚ましてしまう。スナフキンが残した手紙
トゥーティッキが置いていった雪玉のランプとうま
「オーロラは本当にあると思う」とトゥーティッキ
冬なんかより夏の海の方がずっとイイ!
海に飛び込むムーミントロール
一面のヒマワリの花畑
お日様が恋しい……
ミイがいた。オーロラがあるって信じていないから現われないんだよ
オーロラがあるって信じているんだ!
「これがオーロラかもしれないわ」とトゥーティッキが言う
ムーミン一族でオーロラを見たのは僕が初めてだ
なんだか冬が好きになったよ。家に戻ろう!

 ムーミン屋敷のすぐ近くには、ムーミン谷のウィンターツリー「ツリーオブオーケストラ」がある。いろんなモノが飾られたヘンテコなツリー。足元に楽器のシルエットが投影されていて、そこを踏むと楽器が奏でられる。その横には「みんなの足あとの道」。道がキラキラになっていて、所々にムーミン谷の仲間たちの足あとが浮かんでいる。

ムーミン谷のウィンターツリー「ツリーオブオーケストラ」
足元に楽器のシルエットが投影されている
楽器のシルエットを踏むと奏でることができる
キラキラの小径「みんなの足あとの道」。所々にムーミン谷の仲間たちの足あとが浮かぶ

「おさびし山」方面に向かう道には、「あいまいなものの道(雪と氷の道)」という、雪が投影された場所が作られている。そこを歩くと足跡が付いていき、ムーミン谷の仲間たちがときどき横切ったりして、一緒に遊ぶことができる。さらに登っていく山道の途中には、青い花が咲く「光る花の道」がいざなってくれる。人が通ると光が揺らめき、心地よいサウンドが流れる。

夜の道はライトアップされる箇所もあるが割と暗い
「あいまいなものの道」雪の上の歩いた場所に跡が付く
ムーミン谷の仲間たちがときどき横切る
おさびし山に登る道にある「光る花の道」
人が通ると光が揺らめく

 おさびし山の上には、トゥーティッキが作った雪玉ランプの「雪玉のシアター」がある。ここではお立ち台の上で、シアターに影絵で参加することができる。ちょっと不思議な生き物に出会える。

雪玉ランプの「雪玉のシアター」
影絵に参加することができる
せっかくなので記者も参加して、ムーミントロールと雪玉を囲む

 おさびし山を降り、さらに奥に進んで行くと、「灯台」や「スナフキンのテント」を見ることができる。

ムーミンパパたちが移住した「灯台」
内部のムーミンママが描いた花などを見ることができる
ムーミンバレーパークの端にある「スナフキンのテント」
なかでときどきスナフキンとムーミントロールがいる様子がうかがえる

 冬のムーミンバレーパークの夜は結構寒い。要所で休憩を入れてユックリ楽しもう。ムーミン屋敷の横にある「コケムス」1階には「ムーミン谷の食堂」と「ムーミン谷の売店」がある。価格は特に表記がないものはすべて税込。

限定メニュー「ウィンターワンダーランドプレート」(1650円)。雪玉のミートボールとゥーティッキ色のマッシュポテト。フィンランドではミートボールがよく食べられる
コケムス1階の「ムーミン谷の食堂」
大きな絵が飾られている
「おかしなものたちの切り株ロール」(660円)
パイにプラムのジャムが入った「星のタルト」(660円)と「ホットココア」(550円)
園内で販売されている「ポップコーンバゲット」(2000円)。おかわりは540円
コケムス1階の「ムーミン谷の売店」
「ムーミン谷の冬のスノードーム」(3200円)
「ニョロニョロ発光キャンディ」(648円)
「オーナメントボックスキャンディ」ムーミンハウスとヒンメリ(各648円)
「プリントクッキー」ストロベリー味(756円)
「トレーナー」(各3960円)。胸にムーミンとりす。腕にヘムレンさん
「コーデュロイ・トートバック」(各2750円)
「木製オーナメントチャーム」(各550円)。9種類ある
「オリジナルバッジづくり」(各500円)。10種類の日替わり。ウィンターワンダーランド限定
「ムーミンリング・ワークショップ」(各3800円)。5種類のキャラクターとムーミンフォントのアルファベット、数字を組み合わせてオリジナルの刻印

 ほかにも、昼に開催されているイベントではあるが、「りす」を探す、なぞ解き回遊ラリー「冬のおさんぽラリー りすをさがして」(参加費500円)や、2020年1月上旬からはサウンドアトラクション「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」も始まる。貸し出されたスマホと外の音がよく聞こえるオープンイヤフォンを付けて、園内を歩くとポイントで物語が体験できる。足踏みなど自分の動作によって、音が変化したりするインタラクティブなアトラクションだ。

「冬のおさんぽラリー りすをさがして」の謎解き用の冊子
サウンドアトラクション「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」で使われるソニーのスマホ Xperiaとオープンタイプのステレオイヤフォン
ソニー「STH40D」は外部の音が聞こえやすいオープンタイプ

 ここまで見ても分かるとおり、ムーミンバレーパークのイベントは、原作を読んでいると、より一層内容が楽しめる作りとなっている。園の地形はムーミン谷にとてもよく似ていて、周囲は真っ暗。没入度は大変高い。ムーミンバレーパークのある飯能市は秩父に近く、都心よりだいぶ寒いので気温には気をつけて防寒をしっかり対策して行ってほしい。アトラクションが行なわれない夜間ということもあり、散策とムーミンの世界観の好きな大人向け、という印象を受ける。

 アクセスだが、クルマの場合には圏央道(C4)狭山日高インターチェンジから約5.4kmと近い。電車なら、西部池袋線飯能駅やJR東飯能駅からバスとなるが、約3km程度なので歩けない距離でもない。自然豊かだが意外と近い距離にあり、都心から気軽に行ける。

 なお、駐車場には小学生以上を対象とした温泉施設「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」が隣接していて、24時まで営業している。最後にこちらで温まって帰るのもお勧めだ。