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ANAHD、大分県無垢島でドローン物流の実証実験

2019年10月1日 発表

無垢島港

 ANAホールディングスは、大分県、津久見市、ciRobotics、モバイルクリエイト、NTTドコモ 九州支社、NTTデータ九州、エスティケイテクノロジーとともに、大分県津久見市の地無垢島でドローン物流の実証実験を実施する。

 地無垢島は、津久見港から北東約16kmの豊後水道に浮かぶ人口35名(平成27年国勢調査)の離島。水産業が基幹産業で、地元婦人会による純度100%の「椿油」が特産品となっている。

 地無垢島と本土とを結ぶ唯一の交通手段となる船「カメリアスター」は、毎週水曜日に運休となり、この日は島との交通手段がなくなってしまう。この船は飲料水運搬や住民の救急搬送も担うため、住民生活のライフラインとなっているが、便数も少なく不便な状況が生じているという。

 同プロジェクトでは、今後2年にわたり、この地域を舞台にドローンの機体性能の向上やドローン物流オペレーションの遠隔・省人化、ドローン飛行・運航管理の安全性向上などに取り組み、2021年2月以降の定期飛行を目指す。

カメリアスター
各社の役割