NEXCO東日本、東北道の十和田IC～小坂IC間で秋田県内初のリニューアル工事

規制区間

　NEXCO東日本（東日本高速道路）は、東北自動車道（E4）の十和田IC（インターチェンジ）～小坂IC間で老朽化した橋梁とトンネルのリニューアル工事を実施する。これに伴い、8月19日～11月1日の75日間にわたり、車線規制や対面通行規制が終日実施される。

　同社によれば、開通から約33年が経過し、この区間にある小坂川橋では、車両の大型化による輪荷重の繰り返しで微細なひび割れが確認されているほか、冬期間の凍結防止剤散布の塩分などが原因となり、コンクリート床版の劣化や鉄筋に錆が生じている。このため、劣化した既設のコンクリート床版を、新しい床版に取り替える。

　また、亀田山トンネルについても、トンネル内のコンクリート面（覆工面）のひび割れや浮き・はく離、漏水などが発生しており、はく落対策工や背面空洞注入工を実施する。

　秋田県内では初のリニューアル工事となり、橋梁の床版防水工や舗装補修、道路詳細点検などもあわせて実施される。

　同社では、今回の規制による渋滞発生は予測されていないが、時間に余裕をもって走行し、安全運転に努めるよう案内している。

規制の日程

リニューアル工事のイメージ