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損害保険ジャパン日本興亜、過疎地での移動支援サービス向けの自動車保険を販売

ボランティアドライバー自身の保険を使わずに済むように

2019年7月1日 販売開始

「移動支援サービス専用自動車保険」のイメージ

 損害保険ジャパン日本興亜は、過疎地などで自家用車による高齢者の移動支援を行なうボランティアドライバーを抱える団体に対して「移動支援サービス専用自動車保険」の販売を7月1日に開始する。

 中山間地域や過疎地域では公共交通が十分に提供されておらず、高齢者を中心に日常の移動に制限が出てきている。このため、道路運送法において市町村やNPO法人などが運営主体となることで自家用車での輸送が認められ、ボランティアドライバーなどによる移動支援サービスが提供されるようになってきた。

 しかし、自家用車を使用している際に事故が発生すると、ボランティアドライバー自身が契約する自動車保険を使うことになり、ドライバーを確保していくうえでの課題の一つとなっていた。

 そこで同社では、こうした移動支援サービスを提供する団体向けの自動車保険を用意。登録ドライバーが自家用車でサービスを提供している際の事故を優先的にカバーし、ドライバー自身の自動車保険を使わずに済むようにした。