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JALとKDDI、次世代通信規格5Gを使って航空機整備の遠隔作業支援

2019年3月13日 発表

JALとKDDIが5Gを使った航空機整備の遠隔支援実証実験を行なう

 JAL(日本航空)とKDDIは3月13日、航空機の整備を遠隔支援する実証実験において、次世代の移動体通信規格「5G」を使用することを発表した。

 従来の遠隔支援は通信速度や帯域の都合で簡易的なものに留まっていたが、5G化することで「より高度な業務支援につなげられるか」を確かめるという。

 2つの実証実験を予定しており、1つは現場にいる整備士の作業を離れた場所にいる指示者が確認、指示を行なうことを想定。細かい部品が多く使用される電子部品の解体・組み立て指示を4K映像を使って円滑に実施できるか検証する。試験ではKDDI総合研究所が開発した4K対応のAR遠隔作業支援システムの検証も実施する。

 もう1つは同一拠点内での8K映像の伝送速度検証で、事前に撮影した航空機の外観映像の5G伝送を行ない、将来の高解像度映像による目視検査へ活用する。

8K映像の伝送速度検証