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フィンランド大使館、日本とフィンランドが舞台の映画「雪の華」プレミア上映会を開催

「この映画を見た若い世代の人たちもフィンランドを訪れてほしい」とPR

2019年2月5日 開催

フィンランド大使館が日本とフィンランドが舞台の映画「雪の華」のプレミア上映会を行なった

 2019年は日本とフィンランドの外交樹立100周年の記念の年。そんなアニバーサリーイヤーにぴったりの映画が2月1日から公開となっています。

 それが日本とフィンランドを舞台にした「雪の華」。先日そのプレミア上映会が東京ミッドタウン日比谷のTOHOシネマズで開催されました。

当日いただいたパンフレットなど。フィンランドらしいトナカイのキーホルダーも

 この作品は中島美嘉さんの大ヒットソング「雪の華」をテーマ曲にした、登坂広臣さんと中条あやみさんのダブル主演によるラブストーリー。随所にヘルシンキの観光名所が登場するのが見どころになっています。撮影にはフィンランド大使館をはじめ、フィンエアー、ヘルシンキ市、ラップランド地方のリゾート地レヴィも総力を挙げてバックアップ。プレミア上映会にはヘルシンキマーケティングやディスティネーション・レヴィからもスタッフ数名が来日しPRに熱が入っていました。

「この映画を見た若い世代の人たちもフィンランドを訪れ、できればラップランドにも足を運んでもらいたい。オーロラが見えだす8月下旬からのシーズンがオススメです。ではロマンティックで素晴らしい映画を楽しんでください」というディスティネーション・レヴィのスタッフによるあいさつのあと、上映会がスタート。名曲から生まれたラブストーリーを美しい映像とともに堪能しました。

上映会のあとはレセプションも

 上映会のあとは、会場を移してレセプションが開催され、メガホンをとった橋本光二郎監督と渡井敏久プロデューサーも来場。まずは、本作をすでに数回観たというフィンエアー 日本支社長 永原範昭氏が次のようにあいさつしました。

「この作品ではヘルシンキやレヴィを本当に美しく撮ってもらって、フィンランドに携わる人間として大変うれしく思います。この映画がきっかけになって、一人でも多くの方が美しいフィンランドを好きになってもらえることを願っております。今日は橋本監督も見えています。こんな機会はなかなかないと思いますので、ぜひ撮影裏話など聞いてみてはいかがでしょうか」。

乾杯のあいさつをするフィンエアー 日本支社長 永原範昭氏。主人公の美雪が泣くシーンでは毎回涙が出てしまうと語っていました
プロデューサーを務めた渡井敏久氏(左)と本作の監督の橋本光二郎氏(右)も来場

 パンフレットのProduction Notesによると、この作品はフィンランドロケの関係で、物語の順番どおりの順撮りができなかったとのこと。そこで今回、橋本光二郎監督に次のようにインタビューしてみました。

橋本光二郎監督にお話を伺いました

――順撮りではないというのは役者さんにとっては難しいと思うのですが、監督さんとしてはどうでしたか?

「難しかったですね。でも唯一救いだったのが、そこが“雪のフィンランド”というある意味ステージのような場所だったこと。東京だったら家に帰ればいつもの日常が待っていますよね。でもそこは、身の回りにあるものはすべて自分たちが映画の中で描くステージ。もうそれだけで映画の世界に入っちゃっているような感覚でした。そんな環境に一気に飛び込んだということが、いい感じにつながったんじゃないかと思います」。

 最後に、会場内に展示されていたヘルシンキ大聖堂を背景にした街並みのポスター前で写真撮影に応じてくれた橋本監督。じつはこの場所は劇中で二人が初めて手をつなぐ印象的なシーンで使われている場所なのです。「この映画を見てくれた人が、作品の中で出てくる場所に行ってみたいと思ってもらえたらうれしいですね」と語っていました。

「じゃ美雪と手をつないでる風でいきますね」とサービス精神旺盛な橋本監督。どうもありがとうございました!