ニュース

ジェットスター、LCC初の高知就航。成田と関空から。「需要があれば高松、松山のように増便も」と藤岡常務

ジェットスター・ジャパンが成田~高知線と関空~高知線を就航した。写真は成田空港での就航記念イベント

 ジェットスター・ジャパンは12月19日、成田~高知線と関空~高知線を就航した。LCC(格安航空会社)が高知(高知龍馬空港)に就航するのは初めて。同日、初便の出発/到着に合わせて成田、関空、高知の3空港で就航記念イベントを開催した。

 高知県とジェットスターは今回の成田/関空~高知線就航にあたり、その青さで“仁淀ブルー”と呼ばれる仁淀川に代表されるような秘境や、冬ならではの満点の星空など、高知の大自然の魅力を活かしたアウトドア体験「フライ&アクティビティ」の企画開発も進めており、2019年2月にはアウトドア体験をプロカメラマンが撮影してくれるイベントも予定している。

ジェットスター・ジャパンの成田~高知線(2018年12月19日~2019年3月30日)

GK423便:成田(12時35分)発~高知(14時30分)着、毎日運航
GK426便:高知(15時05分)発~成田(16時25分)着、毎日運航

ジェットスター・ジャパンの関空~高知線(2018年12月19日~2019年3月30日)

GK473便:関空(12時00分)発~高知(13時05分)着、毎日運航
GK472便:高知(13時40分)発~関空(14時30分)着、毎日運航

 成田の第3ターミナルの就航記念イベントに出席したジェットスター・ジャパン 取締役 常務執行役員の藤岡秀多氏は、「高知は自然と歴史的なこと、豊富な観光資源に恵まれているので、旅好きなお客さまには楽しみな就航地になると思う。搭乗率が高くなってきている高松、松山に続いて四国3都市目であり、四国周遊時の利用も期待したい。四国から東京や関西に向かうのはもちろん、東京や関西から四国へ向かう旅行者によって地域の活性化につながればうれしい」とコメントした。

 さらに「高知は電車などの交通手段が少ないので、航空機利用のニーズはあると考えている。高松、松山は1日3便なので、需要が育ってくれば高知も増便する可能性はある。搭乗率の目標については、2017年のジェットスター・ジャパン全体で87%だったので、最終的には全国平均には持っていきたい。

 帰省での需要も十分に見込めるうえ、高知から国際線を利用する場合、クルマで4~5時間かけて関空まで行く方も多い。今回の就航は県民の期待も高く、需要を掘り起こせると思う」と高知就航に対する期待を語った。

 今回就航した高知線の片道運賃は、成田~高知線が4990円~、関空~高知線3990円~となっている。

ジェットスター・ジャパン株式会社 取締役 常務執行役員 藤岡秀多氏は「5~6年前に比べると価格の安さが浸透してきた。たくさん利用してもらえれば私たちはまた還元する。そこが我々のミッション」と話す
成田国際空港 第3ターミナルサテライト162番ゲートで記念品を配布。ジェットスター・ジャパンの藤岡常務や、取締役 チーフエグゼクティブアドバイザー ニック・ローラック氏も搭乗者に笑顔で記念品を手渡した
ジェットスターのスタッフが初便を見送る。初便はほぼ満席とのこと
成田発初便のGK423便に放水アーチを実施。見送りに出ていたスタッフたちは、機体が見えなくなるまで手を振っていた
成田~高知線初便の搭乗者に渡された記念品。搭乗証明書、ノート、手ぬぐい、サングラス
成田第3ターミナル162番ゲート前の「ジェットスター・ショップ」ではグッズの販売を行なっている