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ANA、平成最後の創立記念日に歴代制服のグランドスタッフ登場。羽田発ロンドン行きの乗客をお見送り
「サービス提案プロジェクト」の一環
2018年12月3日 00:00
- 2018年12月1日 開催
ANA(全日本空輸)は創立記念日となる12月1日、羽田空港発ロンドン・ヒースロー空港行きのNH211便の出発ゲートである国際線ターミナル 109番ゲートにおいて、歴代の制服を着用したグランドスタッフが登場するイベントを開催した。
歴代制服を着用したグランドスタッフによるイベントは、2017年に鹿児島空港で行なって(関連記事「ANA、歴代グランドスタッフの制服が揃った鹿児島就航60周年記念セレモニー」)以来の2度目で、羽田空港では初となる。
本イベントは、日頃の案内に加えプラスアルファの新しいサービスを提供できないか考え・提案するという目的で2018年度に発足した「サービス提案プロジェクト」の一環として、羽田空港のグランドスタッフ7名を中心に実現した。
12月1日はANAの創立記念日であり、2018年の12月1日は平成最後の創立記念日となる。また、東京・成田空港~ロンドン・ガトウィック空港線を就航したのは平成元年(1989年7月)。そこで、現在就航している羽田~ヒースロー線のNH211便に合わせて、歴代制服を着用したグランドスタッフが搭乗ゲート係員を担当するとともに、記念品を乗客に手渡すイベント企画へと至った。
NH211便の出発ゲートには、初代から現行の7代目制服まで、7世代の制服を着用した全13名(女性12名、男性1名)のグランドスタッフが集結。ゲート前に整列し、「本日12月1日、ANAは無事に創立66周年を迎えることができました。日頃の感謝の気持ちを込めてイベントを開催いたします。創立してから平成30年までの歴史を刻んできた地上職の制服を着て、お客さまをお見送りいたします」とあいさつした。
【お詫びと訂正】初出時、平成元年就航時の路線に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
ANAのグランドスタッフ制服
初代:着用期間1968年7月1日~1972年5月31日、デザインは日本ユニフォームセンター
2代目:着用期間1972年6月1日~1978年5月31日、デザインは芦田淳氏
3代:着用期間:1978年6月1日~1982年11月30日、デザインは三宅一生氏
4代目:着用期間:1982年12月1日~1990年11月1日、デザインは芦田淳氏
5代目:着用期間:1990年11月1日~2005年4月30日(ブルー、グリーン、ピンクの3色展開)、デザインは芦田淳氏
6代目:着用期間:2005年5月1日~2015年1月31日(ブルー、ピンクの2色展開)、デザインは山田淳朗氏
7代目(現行):着用期間:2015年2月1日~(ブルー、ピンクの2色展開)、デザインはプラバル・グルン氏
その後、ゲート付近での案内や、ゲートでのチケット確認などを担当するとともに、ANAプレーンマスコットとイベント対象便となったNH211のチケットを模したブックマーカー、グランドスタッフの手書きメッセージが書き込まれたカードで構成される記念品を乗客に手渡した。乗客は、ANAスタッフと懐かしい制服の思い出を話したり、一緒に記念撮影を行なったりと、出発ゲートは和やかな雰囲気に包まれた。
183名の乗客を乗せたNH211便は、歴代制服を着用したANAスタッフらに見送られ、定刻の10時40分にプッシュバックを開始し、10時58分にロンドンへ向けて離陸した。