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香取慎吾、香港アートの拡散呼びかけ「僕も“いいね!”する」。香港ウィーク2018 Greater Bay Area Showcase開催

東京・丸の内のKITTEで11月4日まで

2018年11月1日~4日 開催

「大きなお口の龍の子(大口龍仔)」のレプリカの前でポースを取る香取慎吾さん

 香港政府観光局は、丸の内の商業施設KITTEで「香港ウィーク2018 Greater Bay Area Showcase(グレーター ベイエリア ショーケース)」を11月1から4日まで開催している。

 広州、深セン、香港高速鉄道や10月24日に開通したばかりの港珠澳大橋をはじめ、注目の「オールド・タウン・セントラル」や香港キュイジーヌまで、来場者にその魅力をたっぷり紹介している。

「香港ウィーク2018 Greater Bay Area Showcase」のイベントブース
バナーなども多数飾られ、会場全体が華やかな雰囲気となっている
香港ならではのデコレーションが気分を上げてくれる
エントランスをくぐると目の前に特大ボードが

香港の最新情報を行政長官が紹介。香取慎吾さんは作品制作時の秘話も

 11月1日のオープニングセレモニーでは、中華人民共和国 香港特別行政区政府 行政長官のキャリー・ラム氏が冒頭であいさつ。「日本と香港は、観光をはじめさまざまな分野で良好な関係を保っています。ビザの免除や日本の13都市と香港を結ぶ航空路線により大きな市場となりました。今後も渡航者数の増加を確信しており、日本香港観光年の2019年は多くのプロモーションを予定しています。

 今年は高速鉄道や港珠澳大橋も開通し、香港からマカオ、中国本土へのアクセスがよくなり、周遊の旅を楽しむことができるようになりました。さらに年末の広東オペラハウスのオープンに、2つの美術館も建設中となっています。日本の皆さまにはぜひこの3つのエリアを訪れ、思い出に残るひとときを過ごしていただければ幸いです」と話した。

 テープカットには香港政府観光局 会長のピーター・ラム氏、マカオ観光局 局長のマリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデス氏、広東省広東省文化・観光部 副部長のツェン・インルウ氏、香港特別行政区政府 商務経済発展長官のエドワード・ヤウ氏も参加した。

香港特別行政区政府 行政長官 キャリー・ラム氏がオープニングセレモニーであいさつ
テープカットでブースがオープン
来賓らとも記念撮影を行なった

 セレモニーでは特別ゲストとして、3月に開催された「香港アートマンス」にてストリート・アート「大きなお口の龍の子(大口龍仔)」を発表した香取慎吾さんがステージに登場。作品制作にまつわるエピソードとともに、香港への思いを語った。

スペシャルゲストとしてステージに登場
「大きなお口の龍の子(大口龍仔)」に関するエピソードが語られた
作品や香港について話す香取慎吾さん

「僕は絵を描く前にタイトルを決めるのではなく、描いている最中にだんだんとタイトルが決まってきます。作品名については、約20年前に訪れたときに香港の皆さんが“大きなお口の男の子”というニックネームで呼んでくれたので、20年経って男の子が“大きなお口の龍の子”になって戻ってきました!という気持ちでこの名前となりました」と冒頭で解説。

 そして、発表以来多くの観光客が現地を訪れ作品をSNSでアップしてくれることに対しても「(SNSへのアップは)とてもうれしいですね! 日本を離れ海外、香港で初めて大きな壁画を描きましたが、その作品を多くの方に写真に撮ってもらえ、しかも反応をすぐにSNSでも見ることができ、僕がその様子をいいなと思ったら自分で“いいね!”とできます。日本と香港、日本にいる僕とがつながっていることは、とてもうれしいです」とコメント。

 また、香港グルメや今回のイベントに関しても言及。「香港に絵を描きに行かせていただき、美味しいご飯と優しく笑顔あふれる香港の皆さんに出会えました。ぜひ多くの方に遊びに行ってほしいです。また、イベントでは僕の絵のレプリカ(本物は倍の大きさほど)も置いてあります。写真を撮ってSNSで拡散していただけたら、僕も“いいね!”をさせていただきたいと思ってます!」と笑顔で話してくれた。

「大きなお口の龍の子(大口龍仔)」のレプリカの前でポーズも
自身の描いた作品のレプリカを鑑賞

広東・香港・マカオ大湾区の魅力を紹介。高速鉄道と港珠澳大橋でアクセスがスムーズに

「香港ウィーク2018 Greater Bay Area Showcase」では4つのエリアを展開。「香港ゾーン」「香港最新インフラゾーン」「マカオ・広東ゾーン」そして「香港グルメ」を南側のテラスとしている。

「香港ゾーン」では、近年写真映えスポットとして人気の香港島の「オールド・タウン・セントラル」をフィーチャー。「インタラクティブ・パネル・ツアー」ではキュートにデコレーションされたパネルをタッチすると、名所やお勧めグルメなどを紹介してくれる。

 また、香港ならではの風景をぎゅっと凝縮したミニチュア展示も。よく見ると店内のテレビ映像が変化したりとギミックも盛りだくさん。覗き込むと、現地に行ったような気分になれる。

 前述のとおり、香取慎吾さんの「大きなお口の龍の子(大口龍仔)」のレプリカの展示もあるので、ハッシュタグ「#香港慎吾アート」を付けてSNSに投稿をしてみては!?

「香港ゾーン」では、「香港ディズニーランド」をはじめ多くのアクティビティなどを映像で紹介されている
タッチ式パネルで「オールド・タウン・セントラル」の名物をチェックしよう
ミニチュアの「香港涼茶」。じっくり見るとその精巧さに驚く
「大きなお口の龍の子(大口龍仔)」は制作時の秘蔵映像とともに楽しめる

 エントランスを抜けて正面の「香港最新インフラゾーン」では、広州、深セン、香港高速鉄道と港珠澳大橋をメインに展開。香港からマカオ、珠海への移動時間が大幅に短縮し、利便性がアップした部分をアピール。世界最長クラスの全長約55kmの港珠澳大橋の開通により香港周辺の観光におけるハブとしての機能が強化された「香港国際空港」に関しても、パネル展示で紹介していた。なおエリア中央には「港珠澳大橋と香港国際空港」の模型展示も。その長さと距離に圧倒されるはずだ。

ブース中央の「香港最新インフラゾーン」
パネル展示では利便性の高さや各施設についてを解説
模型展示で港珠澳大橋の壮大さが目視できる
珠海・マカオ側から見た港珠澳大橋

「マカオ・広東ゾーン」では港珠澳大橋でつながったマカオと広東省を紹介。広東省は香港、マカオからほど近く中国本土屈指の観光エリアとして、イチオシのスポットなどを紹介。タッチパネルのボタンを押すとスポットがライトアップされる展示となっていた。

 マカオゾーンでは、「聖ポール天主堂跡」のフォトスポットなどを用意。ユネスコ世界文化遺産「マカオ歴史市街地区」とともにコタイ地区のリゾートなども紹介している。

「マカオ・広東ゾーン」の広東ゾーン
ボタンを押すとお勧めスポットが点灯
映像と「聖ポール天主堂跡」のフォトスポットと映像での紹介がメインのマカオゾーン

 なお、南側テラスでは「香港グルメ」を紹介。フードトラックが並び香港ならではの美食が味わえるゾーンとなっている。日本上陸で話題の点心専門店「添好運」と香港カフェ「香港時間」が出店中だ。

「添好運」では本店と日比谷店で一番人気の「ベイクドチャーシュー バオ」とぷりっぷりのエビの美味しさが堪能できる「ポークと海老の焼売」「大根餅」のいずれか2個をセットとして提供。

「添好運」の「ベイクドチャーシュー バオ」と「ポークと海老の焼売」
「添好運」のフードトラック
一番人気の「ベイクドチャーシュー バオ」もその場で仕上げがなされる

「香港時間」は丁寧に入れられた「香港ミルクティー」と、本場の味をそのまま再現し、出来立ての一番美味しい状態で提供する「香港エッグタルト」をセットで。いずれとも「香港ウィーク2018 グレーター ベイエリア ショーケース」の展示を観た参加者に先着で渡される数量限定のチケットで引き換えが可能となる。

「香港時間」の「香港ミルクティー」と「香港エッグタルト」
「香港時間」のフードトラック
じっくり時間をかけて美味しさを引き出したミルクティーがスタンバイ中
香港ウィーク2018 Greater Bay Area Showcase

会期:2018年11月1日~4日11時~21時
会場:KITTE(東京都千代田区丸の内2-7-2)1階アトリウム・南側テラス
主催:香港政府観光局
協力:マカオ観光局、広東省観光局