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関電グループ、引退が迫る関電トロリーバスの「VVVFインバータ音」を楽しむことに特化したツアー発売。11月20日催行
2台編成のうちの1台は録音機材のみを積んで無人走行
2018年10月29日 18:38
- 2018年10月29日 発表
- 2018年11月20日 催行
関電(関西電力)グループで旅行事業などを担う関電アメニックスは10月29日、2018年で運行を終了する立山黒部アルペンルートの「関電トンネルトロリーバス」のVVVFインバータによる走行音を聞くことに特化したツアーを同社北アルプス交通事業部が企画販売することを発表した。
関電トンネルトロリーバス(無軌条電車)は、長野県大町市の扇沢駅と富山県立山町の黒部ダム駅とを結ぶ6.2kmで運行されているが、2018年11月30日をもって54年の運行を終了し、2019年度からは電気(EV)バスへ変更。2018年度は「トロバスラストイヤーキャンペーン」として、さまざまなイベントやキャンペーンが行なわれている。
関電アメニックス 北アルプス交通事業部が企画・販売するツアーは、関電トンネルトロリーバス300形車両の制御装置に採用されているVVVFインバータ独特の「音」を聞くことに特化したもの。
2両編成のバスを貸し切り、1台は参加者が持参した録音機材を置いての無人運行、もう1台に参加者が乗り、最大100パーミルの急勾配を走る走行音を楽しむ。黒部ダム駅到着後はホーム上で、出発するトロリーバスのトンネルに反響する走行音を楽しむ。
催行日は11月20日で、最大30名を募集(最少催行人員は15名)。旅行代金は昼食付きで1万5000円。集合/解散は長野駅東口。同社運営の「くろよんロイヤルホテル」に宿泊する1泊2食付きプランも発売する予定で、参考価格は2万9000円~5万3000円。