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2018年のボジョレー・ヌーヴォーがJAL便で羽田に到着。今年は「いちごとブルーベリーをバスケットに詰めたような魅力的な香り」

2018年1月27日 到着

2018年のボジョレー・ヌーヴォーが羽田に到着

 10月27日早朝、2018年産ボジョレー・ヌーヴォーを積んだJAL(日本航空)のJL42便がロンドンから羽田空港に到着した。

 フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区。この地で生産されるワインの新酒がボジョレー・ヌーヴォー。解禁日は例年11月の第3木曜日午前0時と定められおり、今年は11月15日がその日となっている。

 この“初荷”の荷主となるサントリーワインインターナショナルによると、JL42便に積まれていたのは「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー」750mLと1500mLの各ボトルおよび、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ロゼ ヌーヴォー ボジョレー パーティ」750mLと375mLボトルの計4種。内訳は750mLが1584本、375mLが1080本、1500mLが360本で合計約3.6トンとなる。このあと、時間差で成田、関西、中部、福岡に、さらに後日新千歳にも到着し、合計116万本、1184トンが輸入されることになるという。

 JL42便が国際線ターミナル113番スポットに到着すると、初荷を積んだパレットが前方貨物室から降ろされ、ドーリーでTIACT(東京国際エアカーゴターミナル)の生鮮棟へ。税関の開始を待って通関検査が実施された。

 通関検査終了後、サントリーワインインターナショナル 輸入ブランド部長 綾木徹氏により、2018年のジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヌーヴォーが紹介された。綾木氏はまずブドウの収穫状況に触れ、「2018年はブドウにとって理想的な年になった。春先から適度な雨が降り大地によい影響を与え、夏から収穫時期まで晴天に恵まれた。提携先からも理想的なブドウが収穫できたと報告を受けた」とコメント。その結果、「フレッシュないちごと完熟したブルーベリーをバスケットに詰めたような魅力的な香りで、丸みを帯びたなめらかな味わい」に仕上がっているとした。

ロンドンからのJL42便はA滑走路に着陸し国際線ターミナルへ
使用機材はボーイング 787-8型機で登録記号は「JA842J」
前方のカーゴベイを開けると……
初荷が現われた
ハイリフトローダーで機外へ
ハイリフトローダーからコンテナドーリーへ。初荷で届いたのは約3.6トン
トーイングカーで東京国際エアカーゴターミナルの生鮮棟へ運ばれた
生鮮棟か特別に設けられた検査スペースに運び出される
税関職員によるチェック
輸送を担当する日本通運のスタッフがパッケージを開封
中身を税関職員が再びチェック。ちなみに2015年以降、11月の航空貨物によるワイン輸入量割合はフランス産が97%以上を占めるという
検査終了後に行なわれたフォトセッション
サントリーワインインターナショナル 輸入ブランド部長 綾木徹氏
パッケージ。上面に「11月15日0時以前の販売および消費厳禁」の記載がある
パッケージ内部