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沖縄観光コンベンションビューロー、活動予定を報告。JNTO主催の訪日プロモーション高度化に向けた説明会などを実施

2018年9月26日 実施

ツーリズムEXPOジャパン2018でブースグランプリの準グランプリを受賞。中央が2018年の表彰状。左は2016年の記念盾、右は2017年の表彰状。次回はグランプリを目指したいと意気込む

 OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)は9月26日、定例記者懇談会を開催。

 今後の活動などについて説明した。

卓球Tリーグでプロモーションを実施

 沖縄県とOCVBは、10月26日から始まる卓球Tリーグにおいてプロモーションを実施する。

 Tリーグには、沖縄県内4つ目のプロチームである「琉球アスティーダ」も参加。26日には「岡山リベッツ」、27日に「木下マイスター」、28日に「T.T 彩たま」との3連戦が、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで開催される。試合会場では、ミス沖縄によるステージPRや、県内スポーツ観光情報、一般観光情報発信などを実施、スポーツツーリズムの需要拡大と行動喚起を図るとしている。

 また、琉球アスティーダの公式スポンサーであるピーチ(Peach Aviation)の就航地であり、チームに在籍する江宏傑選手の出身地でもある台湾では、11月に開催される「2018台北国際旅行博」でのプロモーションも予定している。

日本初開催のゴルフ商談会「JGTC2018」にて「JGTC2018ポストファム in 沖縄」を開催

 沖縄県とOCVBは、日本初開催の国際ゴルフツアー商談会「IAGTO第1回日本ゴルフツーリズムコンベンション」(JGTC2018)において、コンベンションに引いて「JGTC2018ポストファム in 沖縄」を実施する。

 JGTC2018は、三重県で10月1日~3日に開催される国際ツアー商談会。ポストファムは、ゴルフツアーを取り扱う旅行社に対して行なわれる国内視察で、沖縄県では北部と中部2か所のゴルフコースでのゴルフプレイと、周辺観光地の視察、および南部の観光地視察を行なう。

 初日となる10月3日には、ウェルカムレセプションも予定しており、IAGTO招聘者と受け入れ施設、宿泊施設、沖縄県、OCVBらが交流を図る。

IAGTO第1回日本ゴルフツーリズムコンベンション(JGTC2018)

会期:2018年10月1日~3日
参加規模:120社/団体(海外バイヤー60、国内サプライヤー60)
主催:国際ゴルフツアーオペレーター協会(IAGTO)
会場:志摩観光ホテルザクラシック(三重県)

「ウェルカムんちゅになろう受入啓発プロモーション」が「第4回ジャパン・ツーリズム・アワード」で入賞

 沖縄県とOCVBが2014年度より実施している外国人観光客受入体制強化事業「ウェルカムんちゅになろう受入啓発プロモーション」が、「第4回ジャパン・ツーリズム・アワード」の「国内・訪日領域 地域部門 入賞」を受賞した。

 同プロモーションは、県民一人一人が「おもてなしの心」で外国人観光客を受け入れ、観光産業に対する理解と関心を高めてもらおうという取り組み。キャッチコピーの「ウェルカムんちゅになろう」は、2017年度末に実施した効果測定調査では県民の82.4%の認知度を得ている。県民から歌詞を募集し、BEGINの比嘉栄昇氏プロデュースで制作されたプロモーションソングやテレビCM、各種メディア・イベント出演などでプロモーションを展開している。

第4回ジャパン・ツーリズム・アワードの表彰状を披露する一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー 会長 平良朝敬氏

沖縄観光産業就職相談会を海外・東京で開催

 沖縄県とOCVBは、外国人観光客の受け入れ体制強化と満足度を向上させるため、「県外・海外における沖縄観光産業就職相談会」を開催する。

 開催地は釜山(韓国)、台北(台湾)、東京の3都市で、沖縄県の観光関連事業者に就職を希望する語学に長けた人材に呼びかける。主に20歳から35歳までの専門学校生・大学生および一般求職者をターゲットとしている。

 2017年は釜山、台北、福建省、東京で開催し、海外在住の日本語学習者をはじめ、東京開催には日本の生活文化に慣れた留学生や外国語能力のある日本人も多く来場。合計484名の学生・求職者が来場し、そのうち現在22名が沖縄で働いている。

県外・海外における沖縄観光産業就職相談会

会場:釜山
日時:2018年10月28日
場所:BEXCO釜山国際展示場
出展事業者数:16社

会場:台北
日時:2018年12月16日
場所:TICC台北国際会議センター
出展事業者数:20社

会場:東京
日時:2019年1月26日
場所:TKPガーデンシティ秋葉原
出展事業者数:15社

沖縄県海外事務所長による「海外事務所活動報告会・市場別セミナー&個別相談会」を開催

 沖縄県、OCVB、沖縄県産業振興公社は、沖縄県海外事務所からの活動報告会・市場別セミナーおよび個別相談会を開催する。

 発表者は、北京事務所、上海事務所、香港事務所、台北事務所、シンガポール事務所、韓国事務所の各所長。各市場の現状や今後の動向を踏まえた取り組みなどを発表し、県内観光関連事業者の誘客活動促進や受入れ体制整備に資することを目的としている。

 個別相談会(事前予約制)や、ネットワーキング(意見交換会)も行なわれ、具体的なアドバイスやネットワーク構築を図る。

沖縄県海外事務所活動報告会・市場別セミナー&個別相談会

日程:2018年10月10日(水)
場所:沖縄産業支援センター
時間:
10時00分~11時40分:個別相談会
13時30分~17時20分:第1部 海外事務所活動報告および現地物産・観光関連等最新レポート
17時30分~18時30分:第2部 海外事務所ネットワーキング(意見交換会)

「ツーリズムEXPOジャパン2018」で3年連続ブース準グランプリを受賞

 沖縄県とOCVBは、9月20日~24日に開催された「ツーリズムEXPOジャパン2018」においてブースグランプリの準グランプリを受賞した。受賞は3年連続。

 今回、初の試みとして「Okinawa From Day 0 ~+0.5日少しプレミアムな旅を~」をテーマにした旅行商品を紹介。国内線の沖縄路線の搭乗率は平均約80%と高いが、そのなかで一般的に利用しづらいイメージがある午後発便を利用して楽しむ新しい沖縄旅行のスタイルで、+0.5日前乗り、あるいは+0.5日延泊することでゆったりとした時間を過ごしてもらおうという提案。

 美ら海水族館の大水槽や実物大ジンベエバルーン、ステージでのエイサーや琉球舞踊などのパフォーマンス、吉本芸人によるライブ、また参加型の体験プログラムなどのコンテンツをそろえた。

 ツーリズムEXPO2018の来場者20万7000人中、沖縄県ブースには約8万8861人(9月24日途中集計)が来場。沖縄県ブースには各地域の観光協会や施設事業者など24団体が参加した。

 なお、ブースグランプリは韓国観光公社、準グランプリは沖縄(OCVB)のほかハワイ州観光局、ワンダフルセトウチ/DISCOVER WEST連携協議会が受賞。また特別賞としてミッキーネットが受賞した。

「JNTOマーケティング研修会 in 沖縄」を開催

 JNTO(日本政府観光局)が主催し、OCVBが協力する「JNTOマーケティング研修会 in 沖縄(訪日インバウンド・プロモーションのための最新マーケティング手法)」の開催が発表された。

 沖縄における訪日インバウンド誘致の取組強化を目的に開催されるもので、DMO法人、DMO候補法人、観光協会、自治体、民間企業などで活躍する実務関係者を対象に、訪日プロモーションの高度化促進への実践的な最新マーケティング手法を紹介する。JNTO職員による講演のほか、グーグル観光立国推進部長の陳内裕樹氏による講演も行なわれる。

JNTOマーケティング研修会 in 沖縄

日時:2018年10月18日13時30分~17時(13時開場)
場所:沖縄空手会館
参加費:無料(事前申込制60名)
主催:日本政府観光局
協力:一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー
内容:
主催者挨拶:JNTO地域連携部次長 吉浜隆雄氏
最近の訪日旅行トレンド:JNTO 地域プロモーション連携室 茅野慎吾氏
欧米豪市場向けプロモーションのポイント:JNTO海外プロモーション部 笠井沙織氏
JNTOが実践するデジタルマーケティングのPDCA:JNTOデジタルマーケティング室長 吉田憲司氏
Okinawaの魅力の届け方 ~デジタルマーケティングの根本的強化に向けて~:グーグル合同会社 観光立国推進部長 陳内裕樹氏