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エアバス、シンガポール航空のA350-900ULRの初号機引き渡し。10月11日からシンガポール~ニューヨーク線で運航

2018年9月22日(現地時間) 発表

エアバスはシンガポール航空に超長距離モデルのA350-900ULR型機を納入した

 エアバスは9月22日(現地時間)、シンガポール航空にエアバス A350型機の超長距離モデルとなるA350-900ULR(Ultra Long Range)型機の初号機を引き渡したと発表した。シンガポール航空は、10月11日からシンガポール~ニューヨーク線直行便で運航を開始する。

「A350XWB(eXtra Wide Body)」の最新派生型であるA350-900URL型機は、追加タンクを使用せずに2万4000Lまで増加できるよう燃料システムの改良を行ない、最大9700海里(約1万8000km)の飛行を可能にした機体。ウイングレットの延長など空力技術の改良も行ない、20時間以上のノンストップフライトを実現する。

 シンガポール航空はA350XWBシリーズを合計67機発注発注しているローンチカスタマーで、今回受領したA350-900ULR型機を含め合計22機を保有している。A350-900ULR型機の客室は2クラス制で、ビジネスクラス67席、プレミアムエコノミークラス94席を装備する。

 10月から運航するシンガポール~ニューヨーク間の平均飛行時間は約18時間45分で、民間航空機のなかで最も長い飛行距離となる。シンガポール航空では、同路線に続きロサンゼルスやサンフランシスコへの直行便も就航予定としている。