ニュース

エアバス、シンガポール航空のA350-900ULR(Ultra Long Range)モデルロールアウト。シンガポール~ニューヨーク線投入

2018年7月30日(現地時間)発表

エアバスはシンガポール航空塗装のA350-900ULR型機をロールアウトした

 エアバスは7月30日(現地時間)、A350 XWBファミリーの最新派生機である長距離モデル「A350-900ULR(Ultra Long Range)」型機が、シンガポール航空の塗装を施されてロールアウトしたと発表した。

 A350-900ULR型機は、追加タンクなしで2万4000Lを増加できる燃料システムを採用することで、最大9700海里(約1万8000km)の飛行を実現した機体。最大離陸重量(MTOW)は280トンで、ノンストップで20時間以上のフライトを実現する。ローンチカスタマーのシンガポール航空はA350-900ULR型機を7機発注しており、商業サービスでは世界最長路線のシンガポール~ニューヨーク線直行便に導入する予定になっている。

 初号機は4月23日(同)に初の飛行試験を完了しており(関連記事「エアバス A350XWB型機の超長距離(ULR)型が初飛行。2018年下半期にシンガポール航空へ」)、2018年下半期に引き渡し予定。