【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016
インドネシアは、伝統的な木造スクーナー船を模したブースデザインでアピール
2016年9月29日 00:00
- 2016年9月22日~25日 開催
ツーリズムEXPOジャパン2016のインドネシアブースは、スクーナー船に見立てたデザインが特徴的だ。高くそびえる帆に、観光などでの短期滞在がビザ免除となっていることをアピールしている。
ブース内は航空会社やホテル、リゾートなど旅行業界の各社が周囲を囲む、セールス中心の構成だが、アチェ産のコーヒーの試飲や、バリの海をダイビングするVR体験をできるコーナーも用意された。
また、ツーリズムEXPOジャパン2016の開催に合わせて、インドネシア共和国 観光省副大臣のイ・グデ・ピタナ氏も来日。インタビューの時間も設けられた。
これまでにもお伝えしているように、インドネシアは2016年に55万人の日本人がインドネシアを訪問することを目標に掲げている。そして、10の特別地域を設け、それぞれの地域の特色を打ち出したプロモーションを2019年にかけて展開している。
ピタナ副大臣は、この10の特別地域について、「各地域にいろいろな特徴付けをして、バリの隣のロンボクならハラルツーリズム、カリマンタン島ならエコツーリズム、ジョグジャカルタは世界遺産などをプロモーションしている。例えば、クタ(バリ島南部)ならいろいろな観光の形があるが、コモド国立公園からコモド・ドラゴンを見る旅がよいように、特徴を持つ地域を特別プロモーション地域として設定したということ」と紹介。
その10の特別地域をアピールするためにの一つとして、ツーリズムEXPOジャパン2016では「バリ島の船ではなく、スラウェシに伝わる伝統的な木造船をイメージしたブースデザインにした。なじみが薄いとは思うが、インドネシアの特徴ある船で、釘などを使わない木造船として有名なもの」とアピールした。
また、インタビューに同席した、現地でバリ島ツアーなどを販売するラマ ツアーズの万亀子・イスカンダール氏は、「飛行機が飛んでないところは売りにくい。日本からの直行便があるジャカルタ、バリ(デンパサール)、香港やシンガポールを経由してのスラバヤから入国し、そこから2~3日で往復できるところが中心になると思う」とツアー販売の立場からコメント。
ジャカルタからは西ジャワや南スマトラ島、バリからならロンボクやスンバ島。また両地からともに1時間程度で行けるジョグジャカルタを次の観光地として挙げた。