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プリンスホテル、会員制旅館「プリンス バケーション クラブ 三養荘」を2019年7月開業

2018年9月上旬より会員募集開始

2018年8月6日 発表

西武HDは3000坪の日本庭園を持つ「伊豆長岡温泉 三養荘」に、会員制旅館「プリンス バケーション クラブ 三養荘」を2019年7月に開業

 西武HD(西武ホールディングス)連結子会社のプリンスホテルは8月6日、国の登録有形文化財に指定されている伊豆長岡温泉 三養荘に、会員制旅館「プリンス バケーション クラブ 三養荘」を2019年7月に開業することを発表した。2018年9月上旬より会員募集を開始する。

 同社の会員制ホテル事業「プリンス バケーション クラブ」は、別荘の利便性とホテルの快適性を融合した新しい滞在スタイルの提供を目的に2018年4月に第1弾となる「プリンス バケーション クラブ ヴィラ軽井沢浅間」を発表。伊豆長岡温泉 三養荘は第2弾の物件となる。

 伊豆長岡温泉 三養荘は1929年に旧三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎の長男、岩崎久彌氏の別荘として建設され、1947年から旅館として営業。この本館の玄関・茶室棟、客間棟などは2017年7月に国の登録有形文化財に登録された。

 また、1988年には建築家の村野藤吾氏が設計した数寄屋造りの新館と別館が開業。四季の移ろいを楽しめる3000坪の日本庭園、伊豆長岡の温泉という魅力を兼ね備えている。

伊豆長岡温泉 三養荘の玄関

「プリンス バケーション クラブ 三養荘」は、別館の客室8室(現在客室として使用していない1室を含む)を利用した会員制旅館で、各部屋は渡り廊下でつないだ離れとなっているプライベート感の高い作りとなっている。うち3室は面積は140m2を超え、そのほかも90m2を超える。客室内には掛け流しの温泉も備える。開業にあたっては、客室や大浴場、ラウンジ、食事処「雄峰」の改装や、湯休みスペース新設などのリニューアルを行なう。

  会員は1口あたり30枚のチケット(1室1泊につき1チケット使用)を30枚付与。うち12枚は会員権を購入した施設以外でも利用できる「相互利用券」となっている。「プリンス バケーション クラブ 三養荘」の会員権販売では東急リゾートへ販売の一部を委託することから、相互利用券は東急ハーヴェストクラブの施設を会員料金で利用することもできる。

 2018年9月上旬より開始する第一期の会員募集は1口あたり800万円台からを予定し、年会費は19万4400円。全84口を募集する。

プリンス バケーション クラブ 三養荘

所在地:静岡県伊豆の国市ままの上270
構造規模:木造平家建て(プリンス バケーション クラブ 三養荘 対象客室)
客室タイプ:和洋室(94.2m2~178.8m2、定員5~8名)8室
客室数:8室
権利形態:預託制
権利期間:15年
総募集口数:84口
第一期募集価格:800万円台~/口(予定、うち預託金200万円)
年会費:19万4400円/口
利用料金:【スタンダード】ホーム会員1室1万7820円、相互利用1室2万3760円、【貴賓室】ホーム会員1室2万3760円、相互利用1室2万9700円(入湯税別途)
第一期募集開始:2018年9月上旬予定
開業:2019年7月予定

プリンス バケーション クラブ 三養荘
スタンダード客室のイメージ
ラウンジのイメージ