ニュース

JR東日本、JR武蔵小杉駅の混雑緩和に下り専用ホームと改札口を増設

2023年供用開始を目指す

2018年7月17日 発表

2023年 供用開始予定

JR東日本と川崎市は、JR武蔵小杉駅に下りホームと改札口を新設すると発表した

 JR東日本(東日本旅客鉄道)と川崎市は7月17日、JR武蔵小杉駅と駅周辺の混雑緩和を図るための抜本的な対策として、横須賀線下りホームと新規改札口を新設することを発表した。

 現在の武蔵小杉駅は、1つのホームに上りと下りが乗り入れている1面2線となっているが、新しくホームを増設し、既存のホームを上り専用、新規ホームを下り専用として、2面2線化とする。ホーム新設の事業費はJR東日本が負担し、2023年の供用開始を目指す。

 また新改札口は、新設される横須賀線下りホーム側に設置。駅構内および駅周辺の歩行者の分散化による混雑緩和と、南武線北側からのアクセス向上を図る。新改札口にかかる事業費は川崎市が負担し、ホーム新設後の供用開始を予定している。

 なお今後、設計などを通じて工期の短縮に向けた施工方法の精査を進め、早期供用開始を目指す。

 JR東日本によれば、同駅の2017年の1日の乗車人数は12万9637人に上っており、朝の通勤・通学時間帯のホームや列車内の混雑が深刻化しているが、JR武蔵小杉駅および駅周辺の混雑緩和に向けた取り組みを進め、より一層の安全性・利便性の向上を図っていくとしている。

JR武蔵小杉駅の現況概要図