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JR東日本、千葉駅の「ペリエ千葉」内覧会。277店舗が出揃う

フードコートやバル、生鮮食品売場などが6月28日オープン

2018年6月28日 グランドオープン

千葉駅ビル「ペリエ千葉」が6月28日にオープンする。千葉駅中央改札前の、ペリエ千葉のエントランス。エスカレータで1階と地下1階にアクセスできる

 JR東日本(東日本旅客鉄道)千葉支社と千葉ステーションビルは、共同で進めている千葉駅・駅ビル建て替え計画の一つである、千葉駅ビル「ペリエ千葉」を6月28日にグランドオープンする。オープンに先立ち6月26日に報道向けに内覧会が開かれた。

 リニューアルした千葉駅では、千葉駅から発信する新しいライフスタイルステーションの創造「From 千葉」を合言葉に、2016年11月のエキナカ開業から(関連記事「JR千葉駅がリニューアル、中央改札が移動し『ペリエ千葉エキナカ』がオープン」)段階的に開発を進めてきた。6月28日のグランドオープンでは本館1階部分と、別館であるストリート1の1階部分、本館とストリート1の地下にある地下1階ペリチカが開業し、87のショップが新規開店。ペリエ千葉の全277ショップが揃うことになる。

千葉駅ビルの外も中もペリエ千葉グランドオープンの案内がそこかしこで見られる

 内覧会の前に千葉ステーションビル 代表取締役社長の椿浩氏が、「建て替えのために2011年1月に閉館し、その後は新しい千葉駅ビルとともに建て替えたわけですが、2016年11月に第一期開業ということでエキナカを開業いたしました。その後は順次開業いたしまして、2017年9月7日に本館の2階から7階部分がオープンいたしました。そして、6月28日に本館1階部分と地下1階、そしてリニューアルしたストリート部分を合わせましてグランドオープンさせていただきます。閉館してから約7年半と長きにわたる改良工事でありましたが、やっとオープンを迎えることになりました。ロータリーに面した、街に面した駅ビルの顔ともいえる部分がオープンすることで街との回遊性が高まり、千葉を元気にするという期待を私どもは持っております」とあいさつした。

株式会社千葉ステーションビル 代表取締役社長 椿浩氏

 注目点として挙げたのは、本館1階にはキッズスペースを備えた約300座席の大型フードコートを設置し、ニーズの高いドラッグストアの「マツモトキヨシ」が入居したこと。本館1階からストリート1の1階にかけては日用品雑貨やファッションを扱うテナントが入り、コンビニエンスストア「セブン-イレブン」もオープンする。地下1階のペリチカには生鮮食品やグロッサリー、総菜、スイーツといったショップが数多く軒を連ね、11時から23時まで営業しているバルスタイルの飲食店もオープンする。

1階西側のエントランス
1階東側のエントランス。ここを入るとフードコート「ペリーズキッチン」がある
本館1階とストリート1の間は自由通路になっている
バスターミナルに面したストリート1

本店1階にはキッズコーナーも備えた大型フードコートを設置

 JR千葉駅の中央改札を出てストリート2方面側の1階入口を入ると、フードコート「ペリーズキッチン」がある。席数は約300席あり、子供連れのファミリーのためにテーブルや座席の高さを低くしたキッズコーナーも併設している。また、一部のテーブルにはコンセントがあり、スマートフォンなどの充電も可能だ。こちらには「マクドナルド」「リンガーハット」「ケンタッキーフライドチキン」「土鍋パスタ SPALA」「豚屋とん一」「丸亀製麺」「果汁工房 果琳」の7店舗が入居する。営業時間は10時から22時まで(マクドナルドは7時開店)。

約300席ある大型フードコート「ペリーズキッチン」。木材を多用したインテリアがリラックスできる空間を演出している
座席の一部にはコンセントが用意されている
キッズコーナーや子供でも利用できる高さの手洗い場
マクドナルドをはじめとした7店舗が入居

 フードコートのほか、本館1階はドラッグストアの「マツモトキヨシ」、ワインショップの「St.cousair wine&grocery(サンクゼール ワインアンドグロッサリー)」、食品・雑貨を取り扱う「AKOMEYA TOKYO」など、バラエティに富んだ店舗構成となっている。

ドラッグストアのマツモトキヨシ
ワイン・雑貨を取り扱うSt.cousair wine&grocery(サンクゼール ワインアンドグロッサリー)
食品・雑貨を取り扱うAKOMEYA TOKYO
ファッション雑貨やコスメ、茶葉を専門に取り扱うショップなども入居している

女性に人気のショップが並ぶストリート1

 ストリート1の1階は、ファッションを扱うショップが7店舗、コスメが1店舗、ファッション雑貨が4店舗、生活雑貨が3店舗、そのほかコンビニエンスストアとビアレストランが入居している。営業時間は10時~21時となっているが、コンビニの「セブンイレブン」は館内ドアの外側にあるので、こちらは24時間営業となっている。

ストリート1の1階はファッション関連や生活雑貨のショップが数多く並ぶ
24時間営業のセブン-イレブンもオープン

地下1階は豊富な食品売場と23時までやっているバルエリアに注目

 地下1階のペリチカは、食品を取り扱っているショップが34店舗、カフェ・レストランが2店舗、ペリチカバルに6店舗と、食卓に必要な買い物や食事が楽しめるエリアとなっている。

 ペリチカバルは新しい試みのゾーンとのことで、店舗には入りやすいカウンター席を備え、23時と遅い時間帯まで営業し、会社帰りに一杯といったシーンでも活用できそうだ。食品売り場は鮮魚や精肉、青果から総菜やお菓子まで、幅広いジャンルの店が軒を連ねる。スーパーマーケット「成城石井」も入居している。また、このエリアで扱っている商品の一部には地産地消の目印として「千産千消」マークが貼られているので、地元ならではの新鮮な野菜や果物、鮮魚などを購入することもできる。ペリチカはペリチカバルを除き、営業時間は10時~21時まで。

本館とストリート1の地下にまたがるのがペリチカ。「食」に関する多くのテナントが軒を連ねる
ペリチカバルは和洋中が揃ったバルエリアで、気軽に飲食ができる。営業時間も11時~23時までと夜遅くまでやっているのがうれしい
通路沿いにカウンター席を設けている店舗もあり、気軽に立ち寄れる雰囲気だ
数多くの食料品店が並び、青果に精肉や鮮魚、総菜やお弁当、パンやスイーツなど、多くの商品がショーケースに並んでいる光景は見ているだけでも楽しい
地元産の食材には「千産千消」マークが貼られている
ペリチカの中央にあるレストゾーン「ミーツスタンド」には、座席とテーブルが用意してあり、購入した商品の飲食もできる