ニュース
雑貨や化粧品などが充実したJR広島駅の商業施設「ekie」内覧会レポート
10月29日第1期開業。駅ビルASSEも一部リニューアル
2017年10月28日 16:15
- 2017年10月29日 開業
中国SC開発は、JR西日本（西日本旅客鉄道）と進めている広島駅橋上・高架下開発において、在来線線路上空（第1期線路上空エリア）に「ekie（エキエ）」を10月29日10時に開業する。
広島駅では、ekieの開業に合わせて以前から整備を進めていた駅の南北を結ぶ自由通路を全面開通。2017年5月には2階部分に在来線の中央改札が新設され、自由通路を通じて新幹線やバス、広島電鉄の路面電車への乗り換えがスムーズにできるようになるなど新たな動線も確立され、利便性も向上している。
今回開業するのは、在来線中央改札目の前の線路上空エリア。主に雑貨やコスメを取り扱う22店舗が出店している。開業に先立ち、10月27日に報道公開されたので、本記事にてレポートする。
コンセプトは「広島の新しい目抜き通り」、歩くだけで楽しい通りに
今回の広島駅橋上・高架下開発では、国内外からの旅行者、地元の人々、出張で広島を訪れる人など、さまざまな人が行き交い交流する場所、歩くだけで楽しい通りにしていきたいという思いのもと、「広島の新しい目抜き通り」をコンセプトとして開発を進めている。ekieから広島の魅力を全国に発信するだけでなく、広島初のものや情報を地元の人々に紹介することも目的の一つとしているという。
ekieは地上2階で、全体の店舗面積は約9000m2、店舗数は約100店舗（グランドオープン時）。10月29日にオープンとなる在来線線路上空エリアは2階部分に位置し、店舗面積は約1700m2。エリア内は中央にアイランドゾーンと呼ばれる島区画があり、壁の高さを180cmに抑えることで遠くの店舗まで見渡せる工夫がされている。
毎日寄り道したくなる「ザッカマルシェ」
エリアのテーマは「ザッカマルシェ」。全22店舗のうち、10店舗は西日本もしくは中国・四国地方、広島初出店の店舗で構成され、「思わず手に取りたくなる楽しさのある雑貨」「多様なニーズに対応するコスメ」など女性をターゲットにさまざまな商品を取り揃えている。以下、写真で各店舗の紹介をしたい。
コスメ
コスメを取り扱う店舗は5店舗。西日本初出店となる「ISETAN MiRROR Make & Cosmetics」は国内外のラグジュアリーコスメを集めたセレクトショップ。“欲しいときに・好きなように・欲しいものだけ買える”をコンセプトに、ブランドの枠を超えて自由に選ぶことができるのが魅力だ。
中国・四国地方初出店となる「Biople by CosmeKitchen」は、オーガニックコスメと食品を取り扱う。若い女性だけでなく、子育てをするママ世代にも安心して使えるようなオーガニック商品を用意している。
そのほか広島初出店となる「ADDICTION」やフランス生まれの「L'OCCITANE」、赤ちゃんから大人までさまざまな年代のライフスタイルに合わせた商品を提供する「john masters organics Select」が出店する。
雑貨
雑貨は文具、靴、アクセサリーなどの生活雑貨を取り扱う10店舗が出店。中国・四国地方初出店の「Smith」は国内外から厳選した文具や雑貨を販売。デスク周りを中心に派生するアイテムも多く取り扱っており、ユニセックスなデザインが特徴だ。
ギフト雑貨店「BIRTHDAY MINI BAR」やファッション雑貨を取り扱う「Maison de FLEUR」、衣・食・住をテーマにした「Marche de Bleuet plus」や革靴店「A de Vivre」も中国・四国地方初出店の店舗だ。
そのほかバラエティ豊かな輸入雑貨を取り扱う「PLAZA」やバッグやタオルなどの生活雑貨を販売する「LES TOILES DU SOLEIL」、アクセサリーショップは広島初となる「Garland of Dew」と「Flurir AneMone」、またフラワーショップ「robinet＋Petale」が出店する。
食品
スイスのプレミアムチョコレートブランド「Lindt Chocolate Boutique」が中国・四国地方初出店。人気の高い「リンドール」はピック＆ミックスで量り売りも楽しめる。
またカフェでは「STARBUCKS COFFEE」が出店。この店舗では棚を挟んでフラワーショップ「robinet＋Petale」があり、コーヒーと花が一緒に楽しめる珍しい店舗になっている。
紅茶、緑茶、ウーロン茶、ハーブティなど約100種類のお茶を取り扱う専門店「LUPICIA」では、広島限定茶やちょっとした手土産にも重宝しそうな商品も用意している。
衣類
アパレルでは、セレクトショップ「URBAN RESEARCH Store」や「Mila Owen」、Tシャツブランドの「graniph」の3店舗が出店する。
自由通路の開業に合わせて駅ビルASSEもリニューアル
広島駅ビル「ASSE（アッセ）」も、広島駅の南北自由通路に全面開業に合わせて1階フロアをリニューアル。1階全体はスイーツと土産のフロアとして拡充し、1階奥に設置されていたインフォメーションを3階の自由通路との連絡口に移設し、観光客などの案内を強化する。
1階のリニューアルでは、チーズタルト専門店「BAKE」や土産として人気がある「広島チョコラトリー」「共楽堂」を含む19店舗が出店する。
今後ekieは、第2期高架下エリアとして新幹線改札口前に土産売り場や飲食ゾーンを展開していくほか、グランドオープンが予定されている2018年春以降に向け、土産、グルメ、食品をテーマに段階的に開発を進めていく予定となっている。また広島駅ビルASSEも建て替えが予定されているとのことだ。今後も新しく生まれ変わる広島駅に注目していきたい。
