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JR各社、2018年ゴールデンウィーク期間中の利用実績を発表

ピークは下りが5月3日、上りは5月6日

2018年5月7日 発表

JRグループ6社は2018年ゴールデンウィーク期間中の新幹線・在来線特急の利用実績を発表した

 JR北海道(北海道旅客鉄道)、JR東日本(東日本旅客鉄道)、JR東海(東海旅客鉄道)、JR西日本(西日本旅客鉄道)、JR四国(四国旅客鉄道)、JR九州(九州旅客鉄道)のグループ6社は、4月27日から5月6日までのゴールデンウィーク期間中の利用実績を発表した。

 JRグループ6社のゴールデンウィーク期間中の新幹線・在来線特急の利用実績は以下のとおり。利用のピークは下りが5月3日、上りは5月6日とするところが多かった。

JR北海道(主要4線区の数値)

旅客数:25万8600人
旅客数前年比:98%
新幹線前年比:91%
在来線前年比:101%

 JR北海道は新幹線は良好な運行状況としたものの、在来線は4月28日に、千歳線 上野幌駅~北広島駅間で普通列車と鹿が接触した影響により、快速エアポート1本を含む2本の列車が運休した。期間中の運休本数は、新幹線・在来線合わせて前年から23本減の合計5本であったとしている。

JR東日本

旅客数:417万人
旅客数前年比:102%
新幹線前年比:102%
在来線前年比:100%

 JR東日本は、期間中は天候にも恵まれおおむね順調な運行ができたとした。新幹線利用は全線で前年よりも増加、特急も昨年の利用を上回った。利用ピークは下りが5月3日で30万7000人、上りが5月6日で32万9000人の利用があったとしている。

 また、近距離きっぷの発売枚数は6403万枚で前年比101.9%。あしかがフラワーパークを有する佐野駅では前年比157%の7万7000枚となった。

JR東海

旅客数:372万3000人
旅客数前年比:105%
新幹線前年比:105%
在来線前年比:103%

 JR東海は、新幹線において4月30日に三島駅~新富士駅間の線路内への人の立ち入り、5月3日に名古屋駅~岐阜羽島駅間の沿線で火災が発生した影響により、一部列車に遅延があったとしたが、それ以外はおおむね順調に運行したとしている。利用のピークは、下りは新幹線・在来線ともに5月3日、上りも新幹線・在来線ともに5月6日となった。

 また、名古屋近郊の東海道線、中央線、関西線の利用者数は472万1000人で、前年比102%だった。

JR西日本

旅客数:267万5000人
旅客数前年比:104%
新幹線前年比:104%(山陽)/104%(北陸)
在来線前年比:105%

 JR西日本は、山陽新幹線、北陸新幹線、在来線ともに前年を上回った。前半(4月27日~5月1日)が3連休であったことから、新幹線、在来線ともに各線区で多くの利用があったとしている。利用のピークは下りが5月3日、上りが5月6日。

 ピーク時の新幹線の利用者数は、上りの山陽新幹線で13万4000人、北陸新幹線は2万5000人となった。

JR四国(瀬戸大橋線、主要3線区の数値)

旅客数:40万800人
旅客数前年比:100%
新幹線前年比:
在来線前年比:100%

 JR四国は、瀬戸大橋線と主要3線区である予讃線、土讃線、高徳線の数値を発表した。瀬戸大橋線は前年を約1500人上回る27万1400人、主要3線区は前年を約1500人下回る12万9400人の利用があった。利用のピークは、下りが4月28日、上りが5月6日。

JR九州

旅客数:75万3000人
旅客数前年比:103%
新幹線前年比:106%
在来線前年比:102%

 JR九州の利用ピークは下りが5月3日、上りが5月6日。期間中の利用者数は、九州新幹線 博多駅~熊本駅間は34万2000人で前年比106%、在来線特急の長崎線 鳥栖駅~肥前山口駅間は25万4000人で前年比101%、日豊線 小倉駅~行橋駅間は15万7000人で前年比102%となった。