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JR各社、2017年ゴールデンウィーク期間中の利用実績を発表

対象期間は4月28日~5月7日。ピークは下りが5月3日、上りは5日/7日

2017年5月8日 発表

JRグループ6社は2017年ゴールデンウィーク期間中の新幹線・在来線特急の利用実績を発表した

 JR北海道(北海道旅客鉄道)、JR東日本(東日本旅客鉄道)、JR東海(東海旅客鉄道)、JR西日本(西日本旅客鉄道)、JR四国(四国旅客鉄道)、JR九州(九州旅客鉄道)のグループ6社は、4月28日から5月7日までのゴールデンウィーク期間中の利用実績を発表した。

 JRグループ6社のゴールデンウィーク期間中の新幹線・在来線特急の利用実績は以下のとおり。利用のピークは下りが5月3日、上りは5日、7日になった。

JR北海道(主要4線区の数値)

旅客数:26万5200人
旅客数前年比:95%
新幹線前年比:86%
在来線前年比:100%

JR東日本

旅客数:409万8000人
旅客数前年比:108%
新幹線前年比:108%
在来線前年比:109%

JR東海

旅客数:354万2000人
旅客数前年比:111%
新幹線前年比:111%
在来線前年比:106%

JR西日本

旅客数:256万8000人
旅客数前年比:109%
新幹線前年比:111%(山陽)/101%(北陸)
在来線前年比:107%

JR四国(瀬戸大橋線、主要3区間の数値)

旅客数:40万800人
旅客数前年比:109%
新幹線前年比:
在来線前年比:109%

JR九州

旅客数:72万8000人
旅客数前年比:116%
新幹線前年比:133%
在来線前年比:106%

 JR北海道は新幹線は良好な運転状況としたものの、在来線は4月30日に千歳線・函館線白石駅付近で架線にビニールが付着した影響により快速エアポート10本を含む15本の列車が運休するなど、期間中合計28本の列車が運休があったとしている。利用のピークは、在来線は札幌駅発着で上下ともに5月3日、北海道新幹線は下りが5月3日、上りが5月5日となった。

 JR東日本は、期間中は天候にも恵まれおおむね順調な運行ができたとした。新幹線利用は全線で前年よりも増加、特急も昨年の利用を上回った。利用ピークは下りが5月3日で33万5000人、上りが5月7日で29万人の利用があったとしている。

 また、近距離きっぷの発売枚数は6285万枚で前年比104%。イベント開催があったさいたま新都心では前年比175%の301万枚となった。

 JR東海は、新幹線において5月1日に小田原駅~新富士駅間で停電が発生したほか、在来線では4月30日に高山線の美濃太田駅~古井駅間で人が線路に立ち入り列車に接車した影響により、一部列車に遅延および運休があったとしたが、それ以外は概ね順調に運行したとしている。利用のピークは、下りは新幹線・在来線ともに5月3日、上りは新幹線が5月7日、在来線は5月5日。

 また、名古屋近郊の東海道線、中央線などの在来線は前年比106%と増加した。

 JR西日本は、山陽新幹線、北陸新幹線、在来線ともに前年を上回った。長期休暇を取得しやすい曜日配列に加え、天候に恵まれて多くの利用があったとしている。利用のピークは下りが5月3日、上りが5月7日。

 JR四国は、瀬戸大橋線と主要3線区である予讃線、土讃線、高徳線の数値を発表した。瀬戸大橋線は26万9900人、主要3線区は13万900人の利用があり、どちらも前年比109%となっている。利用のピークは、下りが5月3日、上りが5月7日。

 JR九州は、期間中の九州新幹線、長崎本線、日豊本線について概ね順調な運行状況だったとした。九州新幹線では5月3日に乗車率が146%、長崎本線の下り特急列車は5月2日に181%に達したという。利用ピークは下りが5月3日、上りが5月7日だった。