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星野リゾート リゾナーレ熱海、「和食ダイニング 花火」リニューアルオープン発表会。「熱海海上花火大会」をイメージ

「熱海舌つづみ」をテーマに

2018年4月27日 リニューアルオープン

リニューアルオープンする「和食ダイニング 花火」

 星野リゾートは、静岡県熱海市にある「星野リゾート リゾナーレ熱海」内の「和食ダイニング 花火」を4月27日にリニューアルオープンするにあたり、現地で報道向けに説明会と内覧会を実施した。

 星野リゾート リゾナーレ熱海は、2011年に「熱海再発見」のコンセプトのもと開業。「和食ダイニング 花火」という名称はこれまでも使用してきたものだが、熱海名物の「花火」をもっと感じられるダイニング空間として生まれ変わった。

「星野リゾート リゾナーレ熱海」内の「和食ダイニング 花火」が4月27日にリニューアルオープンする
星野リゾート リゾナーレ熱海

所在地:静岡県熱海市水口町2-13-1
アクセス:[クルマ]小田原有料道路・西湘バイパスIC(インターチェンジ)から国道135号経由で約45分、[電車]熱海駅から送迎バスで約20分
チェックイン/チェックアウト:15時/12時
客室数:77室
料金:1泊1名2万400円~(1泊2食付き。2名1室利用時の料金)
TEL:0570-073-055
Webサイト:星野リゾート リゾナーレ熱海

星野リゾート リゾナーレ熱海

「熱海再発見」をコンセプトに熱海の滞在をデザイン

星野リゾート リゾナーレ熱海 総支配人 中瀬勝之氏

 説明会では星野リゾート リゾナーレ熱海 総支配人の中瀬勝之氏がリゾナーレブランドや施設の概要を説明した。

 星野リゾートでは高級路線の「星のや」や温泉旅館の「界」などのブランドを展開しており、静岡県内には「界」の4軒とリゾナーレ熱海とを合わせて5軒の施設を有している。

 リゾナーレブランドは「旅をデザインするホテル」というコンセプトがあり、「スタイリッシュなデザイン空間の演出」にこだわりを持っていて、リゾナーレ熱海は2011年12月に、熱海の山の上から相模湾を一望する立地に「熱海再発見」のコンセプトのもとに開業した。

星野リゾートが展開するブランド
静岡県内には5軒の星野リゾートの施設がある
「リゾナーレ」ブランドのコンセプト
星野リゾート リゾナーレ熱海のコンセプト

 開業時からファミリー層をメインターゲットに、アクティビティラウンジには「親子の北壁」と題したクライミングウォールを、敷地内にある樹齢約350年のクスノキにはツリーハウスを設けるなど、宿泊を通じて親子で楽しめるコンテンツを提供してきた。

アクティビティラウンジにある「親子の北壁」と題したクライミングウォール
樹齢約350年のクスノキにツリーハウスを設け、周囲をアスレチックエリアにしている

 現在の宿泊客の約7割はファミリー層とのことだが、近年は2016年9月には「ソラノビーチBooks&Café」を設けるなど、「大人の女性」をターゲットに加えている。

「ソラノビーチBooks&Café」にはオーストラリアから取り寄せた白砂を室内に敷き詰めて、窓から広がる空と海を眺める「アーバンリゾート」を演出。海や旅をテーマにした約600種類の本が並ぶ本棚から好みの本を手に取り、ソファや寝椅子でコーヒーを飲みながら贅沢な時間を過ごすことができる。21時以降は入場を12歳以上に制限し、静かに熱海の夜景を楽しめる。

「ソラノビーチBooks&Café」
ソファや寝椅子でゆったりとした時間を過ごせる
オーストラリアから白砂を取り寄せて敷き詰めている

「熱海海上花火大会」をイメージした「和食ダイニング 花火」

「和食ダイニング 花火」はオブジェと壁紙で「花火の中に自分がいるような空間」を表わしている

 リニューアルオープンする「和食ダイニング 花火」は「熱海舌つづみ」をテーマに、熱海で60年の歴史があり、年間約15回開催(20時台に約25分間)される「熱海海上花火大会」をイメージしている。

 デザイン監修は星野リゾート トマムのザ・タワーの外観や、リゾナーレ八ヶ岳の客室、レストラン、チャペルなど星野リゾートの各施設を手がけているクライン ダイサム アーキテクツが担当。各テーブルを大輪の花火が包み込んだようなオブジェが生み出す半個室的な空間で、食事を楽しむ趣向となっている。

クライン ダイサム アーキテクツ シニアアーキテクト 久山幸成氏

 ここでクライン ダイサム アーキテクツ シニアアーキテクトの久山幸成氏がマイクを握り、リゾナーレ熱海でのこれまでのデザインワークや、「和食ダイニング 花火」に込めた思いを語った。

 クライン ダイサム アーキテクツは、リゾナーレ熱海の2011年の開業時からデザインに関わっており、熱海ならではの「海と空のブルー」と「花火の魅力」を意匠に加えてきた。

 フロントには大きな花火の壁紙があしらわれ、クライミングウォールの「親子の北壁」も花火のデザインに。客室でも和室にブルーを大胆に使い、掛け軸まで花火が打ち上がったものになっている。

「和食ダイニング 花火」では、16mmのスチールロッドをテーブルを包み込むように曲線に配置して、花火のグラデーションを着色。壁には大輪の花火の写真をプリントした壁紙を張り、「花火の中に自分がいるような空間」を表わしている。

ホテルの入口には花火模様が切り絵風に施され、夜には照明によって花火が浮かび上がる仕組みになっている
フロントへ続く通路はブルーを基調にしている
花火模様を壁紙に配したフロント
フロントからは吹き抜けのアクティビティラウンジと、その向こうに大きく設けられた窓からは熱海の街、海、空を一望できる
リゾナーレ熱海からは熱海海上花火大会を見下ろすように楽しめる(画像提供:星野リゾート)
内覧会では10階にある客室「ビューバススイート」が公開された

 再び中瀬総支配人がマイクを握り、「和食ダイニング 花火」で提供する料理を説明した。食事は伊豆半島の玄関である熱海ならではのサザエや金目鯛を使った会食料理で、「宝楽盛り」としてお造りと八寸を盛り付ける器は「セメントプロデュースデザイン」が監修。波の模様を木彫りで表現したお盆の上に、錫でできた船と帆の器を置いて「相模湾を疾走する船」をイメージしている。

 内覧会で展示されたメニューでは「さざえの磯香蒸し」「イカの海苔酢和え」「お造り取り合わせ」などが盛り付けられていた。メインディッシュの「台のもの」では、「牛ヒレ、ロース、もも肉の三味焼き」「金目鯛の煮付け」「金目鯛の風船焼き」から選べるようになっており、その日の入荷状況によってさまざまな海の幸、山の幸を楽しめる献立になっている。

 中瀬総支配人はこの「和食ダイニング 花火」のリニューアルにより、「大人の女性が熱海というリゾート地を楽しんでいただけるハードとソフトが揃ってきた」として、リゾナーレ熱海を「さらにファミリーや大人の女性に選んでいただけるリゾートホテルにしていきたい」と意気込みを語った。

熱海ならではのサザエや金目鯛を使った会食料理を楽しめる
「宝楽盛り」としてお造りと八寸を盛り付ける器は「セメントプロデュースデザイン」が監修。波の模様を木彫りで表現したお盆の上に、錫でできた船と帆の器を置いて「相模湾を疾走する船」をイメージしている
和食ダイニング 花火

場所:星野リゾート リゾナーレ熱海4階
面積:1003.53m2
席数:74席
営業時間:17時30分からの回と19時30分からの回
料金:大人1万円、7歳~11歳4060円、4歳~6歳2900円 ※食事なしの宿泊プランを選んだ場合の料金
Webサイト:和食ダイニング 花火