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JTA、那覇空港で春休みキッズ向けイベント開催。マーシャリングやミニレーターを体験

2018年3月23日 実施

飛行機を停止位置まで誘導するマーシャリングを体験する子供たち

 JTA(日本トランスオーシャン航空)は3月23日、キッズ向けのイベントを開催した。那覇空港国内線ターミナル内25番ゲート前に「キッズランド」を設置。マーシャリング体験や木製ミニレーターの展示、折り紙ヒコーキ教室、なりきり制服記念写真コーナーなどを行なった。

 マーシャリング体験コーナーでは、マーシャリングパドルを手に飛行機を停止位置まで誘導する手順を体験。大型ディスプレイに映し出される飛行機を、停止線まで誘導する。ヘルメットを被って、直進や右折、停止などを合図し、実際に飛行機を誘導する気分を味わえた。

グランドハンドリングスタッフが教えてくれるマーシャリング体験コーナー
ディスプレイに映し出させる飛行機を、マーシャリングパドルを使って誘導

 木製のミニレーターは、ボーイング 737-800型機のコックピットを再現したもの。これまでは成田空港の整備士が製作した木製ミニレーターを借りて展示していたが、JTAでも作りたいというスタッフの思いから2018年2月に完成。成田空港スタッフ協力のもと、那覇のJTAスタッフが一つ一つ手作りした。

 パネル背面には、沖縄美ら島財団の協力を得てジンベエジェット・サクラジンベエのイラストも入れた。体験には多くの子供たちが列を作った。

木のぬくもりが伝わるミニレーターは完成まで8カ月くらいかかったという力作。ボーイング社の協力で、737-800のロゴも入れることができた
製作にも携わった整備士が操縦の仕方を教えてくれるミニレーター体験コーナー
ジンベエジェット、さくらジンベエのイラストも
実際の飛行機の動きを見せながら操縦の仕方を教えてくれる

 折り紙ヒコーキ協会の認定指導員資格を持つスタッフによる折り紙ヒコーキ教室は、一つ一つ折り方を丁寧に説明して「飛ぶ」紙ヒコーキを折り上げる。折り上げた紙ヒコーキを的に向かって飛ばすコーナーも設けられ、子供たちが競うように飛ばしていた。

認定指導員のスタッフが教えてくれる折り紙ヒコーキ教室。キッズランドの名物コーナーとなっている
自分で折った紙ヒコーキを的に向かって飛ばす。うまく命中するかな?

 なりきり制服記念写真コーナーは、パイロットや客室乗務員、整備士の制服を着て記念撮影ができる。子供たちはもちろん、お父さん、お母さんも一緒にコスプレするファミリーもいた。

憧れの制服を着て写真撮影できる、なりきり制服コーナー
客室乗務員が着付けてくれて、うれしさもひとしお

 そのほか、菓子の配布やスタッフが手書きでメッセージを添えたシールの配布などもあり、これから飛行機に乗る人も飛行機を降りた人も多く足を止めて楽しんでいた。

ちんすこうショコラや黒糖、キャンディなどお菓子の配布も
1枚1枚手書きメッセージが添えられたカード。裏面はシールになっている
ジンベエジェット仕様の大型モデルプレーンも展示