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新東名 厚木南IC~伊勢原JCTは2018年度開通予定。伊勢原JCT~伊勢原北IC開通は2019年度予定へと見直し

2020年度までに御殿場JCTまでの全線開通目指す

2018年3月20日 発表

新東名高速 厚木南IC~伊勢原ICは2018年度、伊勢原JCT~伊勢原北ICは2019年度開通の見通し

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は3月20日、国土交通省や沿線自治体関係者らと実施した「E1A 新東名高速道路(海老名南JCT~御殿場JCT間)連絡調整会議(第2回)」において工事の進捗などを説明。新東名の同区間について工程を精査した結果、厚木南IC(インターチェンジ)~伊勢原JCT(ジャンクション)は2018年度、伊勢原JCT~伊勢原北ICは2019年度に開通の見通し、伊勢原北IC~御殿場JCTを含めた全線開通は2020年度までを目指すとした。

 1月28日に新東名の神奈川県区間では初めてとなる海老名南JCT~厚木南ICが開通。その西方の区間となる厚木南IC~御殿場JCT間の延長約52kmについて、関係者らで工事で進捗などを確認した。

 同区間はトンネル区間が約4割、橋梁区間が約4割と構造物比率が高く、急峻な山岳地形のなかで大規模な橋梁やトンネルを有するという特徴がある。幹線道路や鉄道を横断して架設する橋梁については、小田原厚木道路上(歌川橋)、国道246号上(下糟屋第三高架橋)、東名高速道路上(南三間橋)の架設工事が完了している。

 一方、厚木南IC~伊勢原北ICについては埋蔵文化財の調査範囲が広めで、その調査のなかで旧石器時代の遺跡が確認されたことで深さ方向への範囲が拡大。本線部の調査終了が1月末となった。用地は一部を除いておおむね取得済みで、この埋蔵文化財調査などが完了した箇所から順次着工している。

 現在の工事進捗などを踏まえ工程を精査した結果、同区間のうち厚木南IC~伊勢原JCTは当初の予定どおり2018年度に開通の見込みだが、伊勢原JCT~伊勢原北ICはやや遅れて2019年度の開通へと見直しを行なった。残る伊勢原北IC~御殿場JCTについては2020年度の開通を目指し、沿線自治体なども協力しながら進めていくことを確認した。

架設工事が完了した橋梁など工事の進捗