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ANA、北海道日本ハムファイターズのアリゾナキャンプへのチャーター便運航
「開幕でしっかり一軍に入れるように準備したい」と清宮選手
2018年1月29日 18:54
- 2018年1月28日 実施
ANA(全日本空輸)は2016年、2017年に引き続き、アメリカ・アリゾナキャンプへ向かう北海道日本ハムファイターズのチャーター便を1月28日に運航した。
チャーター便の出発前には、出発する監督・選手を応援するセレモニーを、成田国際空港第1旅客ターミナルの南ウイングの51番ゲート前で行なった。
3人の運航乗務員は全員北海道出身
セレモニーでANA 上席執行役員 東京本店長の菅谷とも子氏は、「今年もANAチャーター便で、アリゾナまで北海道日本ハムファイターズの皆さまをお送りすることができまして、心から感謝をしております。
3年前に日本の球団としては久しぶりにキャンプを海外で実施されるというチャレンジをなさいまして、私ども、その初年度からお手伝いをできますことを大変光栄に思っております。そして今年も便名は『行くハム(1986便)』と『行く名護(1975便)』ということで、アリゾナまでと、お帰りは名護にお届けさせていただくことになっております。今年は、3人の運航乗務員を全員北海道出身で揃えさせていただいております」とコメントした。
また「今年は選手会長さんもキャプテンも代わられて、新しい体制になれると思いますけれども、ファンの心、思いを一つにしておりますので、今年のキャンプが勝利への道を究める道であり、皆さんの益々のご健勝の道でありますことを心より祈念して、セレモニーのご挨拶とさせていただきます」と激励した。
新しいファイターズが作れるように進んでいきます
北海道日本ハムファイターズ 監督の栗山英樹氏は「みんなで力を合わせて、新しいファイターズが作れるように進んでいきます。キャンプが始まりますけど、いい準備をしてやっていきますので、1年間、応援していただいて、シーズン終わりには一緒に喜びたいと思いますので、どうかよろしくお願いします」と応えた。
開幕でしっかり一軍に入れるように準備したい
セレモニーの前に行なわれた囲み取材で、早稲田実業で高校野球史上もっとも多くの本塁打を放った清宮幸太郎選手は「やっと今日から始まるんだなって感じです。怪我もありましたが、しっかりキャンプで状態を戻して、試合までにしっかり準備できればな、と思ってます」と話した。
「状態が戻ったところで一番アピールしたい点は」という問いには、「やっぱりバッティングですね。そこが自分の長所でもあるので、そこを第一にやりたいです」と答えた。開幕までの目標については、「結果に一喜一憂したくないですけど、開幕でしっかり一軍に入れるように準備したいなと思ってます」と答えた。
18歳も40歳も関係なくチームを沸かすための力が必要
また栗山監督は、「もうやるしかないんで、しっかりやってきます。勝てるために何をするのか、それだけなんで」と語り、開幕一軍を目指したいとコメントした清宮選手については「もちろん開幕一軍を目指してほしいですけど、それよりも(シーズンが)終わったときが大事なんで、18歳も40歳も関係なくチームを沸かすための力が必要だし、その力をチームの戦力に貢献してくれると思って前に進みます」とコメントした。
また、「ケガなく最高の準備ができるように、しっかりやってきます。キャンプに対しての意識については、申し訳ないですけど僕はあまり思っていないし、それよりもシーズンに向かってね、どういう準備をしたらいいかってことしか考えていないので、優勝するためにプラスアルファの勢いや、大きな力が必要になるのは誰が見ても分かることなので、そのためのケアもしてきます」と話していた。
今年もファイターズのユニフォームで、搭乗ゲートのグランドスタッフも見送り
NH1986便に搭乗する51番ゲートでは、2017年同様にカウンターにはマスコットが置かれ、ANAグループのグランドスタッフたちも日本ハムファイターズを応援するためにユニフォームを着て対応していた。
搭乗手続きが終わり、駐機場からスタッフたちが見送り。ANAスタッフたちがファイターズの頭文字である「F」を模して並んでペンライトを振り、選手たちを激励する予定だったが、急遽運航機材を変更する必要が生じたため、今回は見送りなしとなってしまった。1月28日22時、予定より2時間遅れとなったが、選手・球団関係者およびマスコミ関係者の約130名が搭乗したNH1986便、ボーイング 787-9型機は、フェニックス・スカイハーバー国際空港に向けて旅立っていった。