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ANA、アリゾナキャンプに向かう北海道日本ハムファイターズのチャーター便運航
栗山監督・選手を応援するセレモニーを成田空港で1月28日に開催
2017年2月1日 08:00
- 2017年1月28日 運航
ANA(全日本空輸)は、昨年に引き続き1月28日にアメリカ・アリゾナキャンプへ向かう北海道日本ハムファイターズチャーター便を運航した。出発日には出発空港である成田国際空港の第1ターミナルビルで応援セレモニーを開催したので、その模様をレポートする。
監督と選手を応援するセレモニーを成田国際空港で開催
セレモニーは、アリゾナキャンプへ向かう北海道日本ハムファイターズチャーター便が出発する成田国際空港 第1ターミナルビル南ウイング4階 国際線出発ロビーで行なわれた。
ANA 執行役員 営業センター副センタ―長の菅谷とも子氏は、便名のNH1986について「本日の便名は昨年同様に1986、いくハムということで、アリゾナまでお連れしたいと思っております」と話し、「お帰りの飛行機についてはアリゾナから那覇空港に入っていただきますので1975、行く名護(いくなご)便としてご用意させていただいております」と紹介した。
続けて、「今年、2連覇に向けて2回目のキャンプとなりますアリゾナキャンプに、2年連続でのお手伝いをさせていただけることを大変うれしく思っております。昨年のこの日、日本ハムファイターズの皆さまは初めてアリゾナキャンプに臨まれました。同時に私どもANAもアリゾナへの初めての就航でした。共に初めての地へチャレンジをさせていただきまして昨年、日本ハムファイターズはリーグ日本一、すばらしい偉業を遂げられておられます。本当に多くの野球ファンや私どもに大きな喜びと感動を与えてくれましたことを、心からお祝い申し上げます」と昨年の日本ハムファイターズの活躍について話し、「今年のスローガンについては、アンビシャスと伺っております。今年はぜひ、球団史上初の日本リーグ、日本一という大志を抱いて、ぜひ、歴史に名前を残していただきたいと思っております。アリゾナキャンプ、名護キャンプを通じて、栗山監督のもとにますますチーム力を発揮されて、選手の方一人一人のご飛躍をお祈りいたしまして、出発セレモニーのご挨拶とさせていただきます」と激励した。
菅谷氏の挨拶のあと、日本ハムファイターズ監督 栗山英樹氏は、「われわれ日本ハムファイターズの選手は、12球団で最も移動が大変だと言われておりますが、その移動を楽にしていただいて、今日もフェニックスまで行かせていただきます。その思いが去年、日本一につながったと思っています。今年もぜひ、そういった力を借りて、皆さんに喜んでいただけるように頑張っていきたいと思います。そのスタートが今日です。ここにいる選手、皆さんが感動していただける試合をしていきますので、一年間どうかご支援をいただけますようお願いいたします。行ってきます!」とコメントした。
セレモニー後の囲み取材では、「年を明けて気持ちは戦いに向かっていましたけれども今日、チームスーツを着てみんなに会って、“はじまるな”という感じです。表情と体つきを見ていると順調にはきているんだろうなと思います。キャンプインまで、しっかりと状況を把握して前に進んでいきます。みんなが意識するポイントは決まっているんですけれど、逆に、そこにプラスアルファの選手が出てくれないと日本一 2連覇っていうのは難しいと思っているので、誰がそこに来てくれるのかっていうのは楽しみです」と栗山監督は語った。
大谷翔平選手は「いよいよ始まるな、という気持ちでいます。アリゾナから、しっかり調整していきたいなと思っています。ゆっくり練習できる環境があると思いますし、特に人目を気にせずにやっていけるので、そこはプラスかなと思っています。十分に野球に打ち込める環境だと思っていますし、施設も含めて充実しています」とコメントした。また、アリゾナで楽しみにしていることについて問われると「野球をしに行くので、しっかりと調整できることが楽しみです」と大谷選手は答えた。
日本ハムファイターズのコスチュームでグランドスタッフも見送り
日本ハムファイターズ選手団のチャーター便に搭乗する、成田空港第1ターミナルの51番ゲートでは、カウンターにはマスコットが置かれ、ANAのグランドスタッフたちも日本ハムファイターズを応援するためにコスチュームをまとい、出迎えていた。
搭乗手続き後の駐機場からの見送りでは、ANAのスタッフたちがファイターズの頭文字である「F」をかたどった並びでペンライトを振って、アリゾナキャンプに向かう選手たちを激励した。20時15分に、選手・球団関係者およびマスコミ関係者の約130名が搭乗したNH1986便、ボーイング 777-300ER型機はフェニックススカイハーバー国際空港に向けて旅立っていった。