ニュース

人型ロボット2体がおもてなし。「変なホテル東京 銀座」2月1日開業

シングル1泊7000円から

2018年1月26日 内覧会

2018年2月1日 開業

人型ロボット2体が接客する「変なホテル東京 銀座」が、2月1日に開業する

 H.H.H.(H.I.S.ホテルホールディングス)は2月1日、「変なホテル東京 銀座」を中央区築地にオープンする。

「変なホテル」は、フロントなどホテル業務に人間の代わりにロボットを導入したホテル。2015年7月に長崎のハウステンボスに初号棟を開業し、「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」としてギネス世界記録に登録された。

 関東エリアでは2017年3月の「変なホテル舞浜 東京ベイ」(千葉県浦安市)、12月の「変なホテル東京 西葛西」(東京都江戸川区西葛西)に続くオープンとなり、全国では5カ所目となる。

「変なホテル東京 銀座」は東京メトロ有楽町線の新富町駅から徒歩2分、銀座も徒歩圏内という立地にある。客室数は98室で、料金は7000円から。1月26日には、報道向けに内覧会が開かれた。

変なホテル東京 銀座
変なホテル東京 銀座

開業日:2018年2月1日
所在地:東京都中央区築地2-2-1
建物:10階建て
客室数:98室
客室タイプ(料金):
デラックスツインルーム(17.5m2)×27室(1万円~、大人2名利用時)
ツインルーム(17.5~19.6m2)×9室(9000円~、大人2名利用時)
ダブルルーム(14.5m2)×27室(8000円~、大人2名利用時)
デラックスシングルルーム(13.0m2)×34室(7000円~、大人1名利用時)
そのほかユニバーサルルーム(デラックスツインルーム相当)×1室
※いずれも1室1泊の料金。サービス料・宿泊税込み
チェックイン/チェックアウト:15時/10時
付帯施設:レストラン「PYATO(ペイトー)」朝食6時30分~10時、夕食17時~23時(ラストオーダー22時30分)、日中は飲食の提供は行なわないが入場は可能
駐車場:3台(平日1泊2500円、土日曜・祝日1泊3000円)
TEL:050-5894-3771(10時~18時30分)
Webサイト:変なホテル東京 銀座

フロントには人型ロボットを2体設置
ホテルの入口には車椅子の宿泊者のためのインターフォンが用意されている
「5大陸のお客さまが集う場所」というテーマがあり、内装にも随所にそれが反映されている

 変なホテルは「レジャー特化型」と「都市型」とがあり、「レジャー特化型」はハウステンボス、ラグーナテンボス、舞浜 東京ベイで、「都市型」には西葛西と銀座がカテゴライズされる。「5大陸のお客さまが集う場所」というテーマがあり、内装にも随所にそれが反映されている。

 これまでの変なホテルのロボットというと恐竜のデザインが印象的だったが、「東京・銀座」という土地柄を意識したそうで、人型ロボット2体がフロントで接客。日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で挨拶をする。また、人間のスタッフも1人常勤して、細やかな対応ができるようにしている。ちなみに2体の人型ロボットが胸に着けている名札は空欄で、今後SNSなどを使ったキャンペーンで名前を募集する予定があるという。

 宿泊客はチェックイン時にまず人間のスタッフに話しかけ、カードタイプのキーは人型ロボットの横にある端末を操作して受け取る。チェックアウトもこの端末で行なう。エレベータの呼び出しなど館内の移動には、発行されたカードキーが必要になる。

まずは人間のスタッフに話しかける
カウンター右手に回り込んで、今度は人型ロボットが接客
人型ロボットの隣にある端末を操作してカードキーを受け取る
端末からカードキーとレシートが出てくる
カードキーでエレベータの呼び出しや、客室のロックの解除を行なう

 ホテルのコンセプトである5大陸から5色、そしてH.I.S.のコーポレートカラーである青を加えた全6色を、9フロアそれぞれのデザインに取り入れている。

 各客室には49インチの4KテレビとChromecastを備え、無料スマートフォン「handy」も1台用意。宿泊客はhandyを外に持ち出して、通常のスマートフォンと同じように通話やインターネットを利用できる。客室内ではテレビや照明、空調の操作も行なうことができる。枕元とデスクにはそれぞれコンセントとUSBポートが設けられており、PC仕事やスマートフォンの充電に便利だ。

 客室にはクローゼット型のクリーニング機(LG styler)が設置されており、飲食店で付いてしまった食べ物やタバコのにおいなどを、これである程度取り除くことができる。シャツやズボンのしわ伸ばしの効果もあるそうだ。

ツインルーム
寝巻
枕元にはコンセントとUSBポート
デスクまわり
デスクの下に小型の冷蔵庫
デスクの上には無料スマートフォン「handy」などが
無料スマートフォン「handy」は外に持ち出せる
各言語に対応
客室内ではテレビや照明、空調の操作も行なえる
クローゼット型のクリーニング機(LG styler)で衣服のクリーニングやしわ取りができる
ユニットバス
タオルやドライヤー
トイレは温水洗浄便座
デラックスシングルルーム
ダブルルーム
各フロアごとに廊下や客室のデザインが異なる
ユニバーサルルーム
廊下を担当するお掃除ロボ。客室の清掃は人間が行なっている
移動しながら空気をきれいにする空気清浄機ロボ
ランドリールームもある
1階にあるレストラン「PYATO(ペイトー)」
日中はアートワークが施されたブラインドが降りているが、夜はブラインドを上げる。各種アルコール類が陳列した棚が現われる
ドリンクは自販機で事前にチケットを購入するスタイル
朝食サンプルのサンドイッチ。宿泊客はPYATOのスタンドで食べても、客室に持ち帰って食べてもよい