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相乗りタクシーの実証実験、東京で1月22日9時スタート。終電後の帰宅や空港へのアクセスを割安に

配車アプリの対応は18日から順次

2018年1月22日9時~3月11日 実証実験

相乗りタクシーに貼られるステッカー

 配車アプリを使い、同じ方面へ向かう複数の乗客が1台のタクシーに同乗する「相乗りタクシー」の実証実験が1月22日の9時からスタートする。

 相乗りすることで乗客は割安な運賃でタクシーを利用でき、事業者としては繁忙期・時間帯に複数の乗客を効率的に運送することができる。

 この実証実験に協力する事業者は大和自動車交通グループの4社(649台)と、日本交通グループの11社(300台)。東京23区、武蔵野市、三鷹市エリアで実証実験が行なわれる。

 実証実験に参加しているタクシーには左後部座席の窓にステッカーが貼られている。利用者は大和自動車交通グループの「大和自動車交通タクシー配車」や日本交通グループの「相乗りタクシー」といったアプリを使い、乗りたい地点、時間、方面を選択し、提示されたルートを確認して配車注文する。

「大和自動車交通タクシー配車」はAndroid版は1月18日から、iOS版は1月19日からのアップデート以降対応可能に、「相乗りタクシー」は1月22日9時からダウンロードが可能になり、サービスを利用できるようになる。

大和自動車交通グループのアプリ「大和自動車交通タクシー配車」での利用の流れ
日本交通グループのアプリ「相乗りタクシー」での利用の流れ

 相乗りタクシーの運賃例として、22時以降に錦糸町で乗客A・B・Cが乗車、浦安で降りた乗客Aは単独乗車時5960円が3690円、船橋で降りた乗客Bは単独乗車時8600円が5530円、津田沼で降りた乗客Cは単独乗車時9970円が6450円になると試算している。

 リリースでは相乗りタクシーの用途について、終電後の深夜時間帯の帰宅、朝の通勤、イベント、空港へのアクセスなどに利用できるのではとしている。

相乗りタクシーで22時以降、同じ地点から相乗りをした場合の運賃例
相乗りタクシーで日中、異なる地点から相乗りをした場合の運賃例