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JAL、2017年大晦日の羽田空港でラガーマンが餅つき。白玉ぜんざいを振る舞う

2017年12月31日 実施

JALが大晦日恒例の餅つきイベントを実施した

 JAL(日本航空)は12月31日、羽田空港 国際線ターミナルの出発ロビーFカウンター前で、大晦日の恒例になっている餅つきイベントを実施した。2010年の国際線ターミナル開業から毎年行なっているもので、今回が8回目。海外で新年を過ごす日本人、日本で新年を迎える外国人旅行者に日本の文化と伝統を紹介する目的で実施している。

 イベントは16時30分から4回に分けて行なわれ、各回でついた餅は利用者に振る舞わず、JALが鏡餅にするという。前回の2016年はノロウイルス流行の懸念から別途調理したお汁粉を振る舞っており、今回もその例にならった格好だ。なお、2017年は白玉ぜんざいを350食ほど用意した。

 餅つきはJALのラグビー部「JAL WINGS」の選手が担当し、力強く杵を振り下ろす姿に多くの人が足と止めて「よいしょ!」のかけ声をかけたり、写真を撮ったりしていた。JAL WINGSはトップイーストリーグのディビジョン2に所属しており、2017年の成績は残念ながら8チーム中7位と振るわなかったが、来シーズンの奮起を誓った。

ついた餅ではなく、別途調理した白玉ぜんざいを振る舞った
各回ともあっという間に品切れ

 イベントにはJAL 代表取締役社長の植木義晴氏も来場し、報道陣の囲み取材に応じた。2017年を振り返った植木氏は、「一番大きかったのは、11月にPSS(旅客サービスシステム)という基幹になるシステムを刷新したこと」だとして、航空券の予約・購入・搭乗手続きを管理するシステムを入れ換えたことを挙げた。「ほぼ50年ぶりの入れ換えで不安もあったが、マイナーなトラブルだけで大きな問題もなく移行できた。これだけは後輩たちのためにやっておきたかったので、肩の荷が下りた」という。また、2017~2020年度の中期経営計画を策定したことも大きな出来事で、これを4年間しっかりと進めていきたい、とした。

 2018年をどんな年にしたいかと問われると、最近社内では「自分の夢をJALのなかで実現してほしい」というメッセージを各所で伝えているとして、「会社人として認められることより、自分の夢をどうやって会社のなかで実現していくかを模索する方が楽しいはず」だと述べた。

日本航空株式会社 代表取締役社長 植木義晴氏も来場した
ユニフォームの背番号を使って“行く年来る年”