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JR東日本、全座席にテーブルとAC電源を装備する新型車両「E353系」を中央線特急「スーパーあずさ」に12月23日導入
2017年10月27日 11:40
- 2017年12月23日 運行開始
JR東日本 長野支社は10月26日、中央線 新宿駅~松本駅間で運行する特急列車「スーパーあずさ」に、12月23日から新型車両「E353系」を導入することを発表した。現在運行しているE351系の後継となる車両で、3両3編成、9両3編成の計36両を導入する。
E353系は特急「あずさ」伝統の紫色をアクセントに引き継ぎながら南アルプスの雪色や松本城の青みがかった漆黒を表現した、「伝統の継承、未来への躍動」をコンセプトとする外観。空気ばねによる車体傾斜装置や動揺防止装置で乗り心地を向上させたほか、各デッキへの防犯カメラの導入などのセキュリティ向上を図った。
また、車内はLED間接照明を採用するほか、空気清浄機、フルカラーLEDの車内案内表示器を装備。E351系ではスキー板などを想定した荷物置き場をデッキに備えていたが、E353系ではスーツケースなどにも対応する荷物置き場を1/3/5/7/9/10/12号車に備えた。
シートは普通車、グリーン車ともに可動式まくら(ヘッドレスト)を装備。全座席にE351系よりも広くなったテーブルと、AC電源を備える。
当初は、スーパーあずさ8往復16本のうち、1日4往復8本をE353系、残る4往復8本をE351系で運行。E353系で運行するのは、下記の列車となる。
下り列車
・スーパーあずさ1号
・スーパーあずさ11号
・スーパーあずさ23号
・スーパーあずさ29号