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ラタム航空、観光セミナーでチリの観光地や路線をPR
時差の小さい南回りのオーストラリア路線がお勧め
2017年10月19日 00:00
- 2017年10月18日 開催
ラタム航空は10月18日、コンラッド東京においてカンタス航空、チリ貿易振興局とともに「チリ観光セミナー」を開催した。セミナーでは、各航空会社の南米へのアクセス方法の紹介や、チリに焦点を当てたプレゼンテーションが行なわれた。
セミナーの冒頭では、チリ大使館 商務部 ProChile(チリ貿易振興局)日本オフィス商務参事官のミカエル・マルスカ氏が登壇し、共催者や参加者に感謝の気持ちを述べた。マルスカ氏は、チリという国が北はアタカマ砂漠、東にはアンデス山脈、南には南極があり、いろいろな天候、気候に恵まれたきれいな国であることを紹介。続けて「美しい自然が広がるチリに、日本からの観光客をもっと誘致したいと思っている。2つの航空会社と協力してチリ観光の振興を進めていきたい」と観光に力を入れていく旨を語った。
チリへは南回りの「体にやさしいルート」がお勧め
チリへのアクセスには日本からの直行便がないため、ロサンゼルスやニューヨークを経由した北米路線が一般的だった。しかし最近は、フライト時間が長くても時差が小さいシドニーやメルボルン路線が「体に優しいルート」として人気があるという。ラタム航空とカンタス航空はコードシェア運航などもしており、それぞれの路線について紹介した。
路線紹介では、ラタム航空グループ 日本地区副支社長の山田剛氏が登壇。ラタム航空は南米最大のネットワークを持つ航空会社で、サンパウロやリマに大きなハブ空港を持っている。同社が就航しているチリ路線は、カンタス航空とのコードシェア運航をしているシドニー~サンティアゴ線、出張や観光での利用が多い北米路線、ヨーロッパ路線などがある。
実際のチリ路線では、ロサンゼルス~サンティアゴ線の直行便を月、水、土曜日の週3便、ロサンゼルス~リマ~サンティアゴ線を週2便運航している。またニューヨーク~サンティアゴ線は2便のデイリー運航(LA533便、LA531便)と、週2便のニューヨーク~リマ~サンティアゴ線を運航しており、山田氏は「これらは日本からの乗り継ぎが便利なスケジュールになっている」と説明。
また山田氏は注目してもらいたい路線として2017年10月5日に就航したメルボルン~サンティアゴ線を紹介。同路線は週3便を運航しており、デイリー運航をしているシドニー~サンティアゴ線と合わせてお勧めしたいとした。
カンタス航空はシドニー空港をハブ空港にしているオーストラリアの航空会社で、日本路線では羽田~シドニー線、成田~ブリスベン/メルボルン線を就航している。南米路線では、シドニー~サンティアゴ線の直行便を週4便とラタム航空とのコードシェア運航となるシドニー~オークランド~サンティアゴ線をデイリー運航している。
登壇したカンタス航空 日本地区営業本部 セールスエグゼクティブの上村祐美子氏は、乗り継ぎにビザが不要なことや、出発地で荷物を預けると目的地まで受け取りの必要がないシームレスサービスが使用できるなど、同社が運航する直行便のメリットを説明した。
また「南回りのオーストラリア経由は、実際に利用しているお客さまからも『体に優しいルート』として人気があります。ぜひ試してみてほしい」と紹介した。
チリの観光地を紹介
最後に、ラタム航空グループ 日本地区支社長 兼アジア地区営業統括本部長 ハビエル アリアス氏が登壇しチリの観光地をいくつか紹介。おもな観光地として、サンティアゴの周辺地域や自然が楽しめる湖や川、火山地区などを挙げた。
チリの首都であるサンティアゴは、街のなかには歴史的建造物などもあるが、1時間から1時間30分ほど足を延ばせば、アンデス山脈のふもとやスキーリゾート、ビーチなどさまざまなところに行けるため、3日間ほどの滞在がお勧めだという。
また世界遺産を有するバルパライソは、歴史的な街並みが美しいという。また南米のなかでも最もいい雪があるそうで、スキーも楽しめるそうだ。
そのほか、温泉が楽しめるチランやラフティングなどのアウトドアが楽しめるプコン、チロエ島なども紹介された。