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北の大地にジンベエザメのジェット機が。ボーイング 737-800型機の「新ジンベエジェット」新千歳空港に初飛来

米シアトル ボーイングフィールドから日本初登場

2017年9月14日 初飛来

新千歳空港に米シアトル ボーイングフィールドからやってきたJTA「新ジンベエジェット」(登録記号:JA05RK)。日本初飛来となる

 JTA(日本トランスオーシャン航空)の保有機材として高い人気と知名度を誇るのが、沖縄美ら海水族館とタイアップ運航している青い「ジンベエジェット」と、ピンクの「さくらジンベエ」。現在は、JTAの主力機として使用しているボーイング 737-400型機が使用されている。

 その使用機材の代替についてJTAは2017年3月に発表。2016年から導入を進めているボーイング 737-800型機をベースに「新ジンベジェット」を11月ごろ、「新さくらジンベエ」を2018年1月ごろ導入することを明らかにしていた。

 9月14日、ジンベジェットを置き換える予定のボーイング 737-800型機「新ジンベエジェット」(登録記号:JA05RK)が、生産国である米シアトル ボーイングフィールドからアンカレッジ経由で北海道の新千歳空港に飛来。B滑走路(19L)に16時8分ごろ無事着陸し、57番の駐機スポットに到着した。

9月14日16時8分ごろに新千歳空港B滑走路(19L)に着陸した新ジンベエジェット
ボーイング 737-400型機で運航されている現在のジンベエジェットとの大きな違いは、機体がボーイング 737-800型機であるためウィングレットがあること
登録記号はJA05RK。JTAとして5機目のボーイング 737-800型機になる
新ジンベジェットは新千歳空港へ到着後、57番の駐機スポットへ

 JTAは新千歳空港に就航しておらず、今後の就航予定も現時点でないことから、北海道でジンベエザメの描かれた「新ジンベジェット」が見られるのは貴重な機会となっていた。

 新ジンベエジェットはJTAが運用するジンベイザメ&ジンベエジェット情報サイト「こんにちは!ジンベエさん」によると、9月15日15時ごろに本拠地である那覇空港に到着予定とのこと。その数時間前には新千歳空港を離陸すると予想されるので、北の大地で新ジンベエジェットを見たい方は、沖縄方面に存在する台風18号の影響もあるが15日午前中が最後のチャンスとなるだろう。

 この新ジンベジェットは写真を見て分かるように現時点でWi-Fiアンテナが取り付けられていない。那覇空港に到着後、JTAによってWi-Fi追加など約1カ月の改修作業が行なわれ、Wi-Fi装備機となって11月ごろ正式就航となる予定だ。