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警視庁の警察博物館がリニューアルオープン、一足先に見てきた
参加体験型へ展示物を全面リニューアル、GW期間はイベント多数
2017年5月2日 13:44
- 2017年4月29日 リニューアルオープン
警視庁は、東京都中央区京橋にある警察博物館をリニューアル、「ポリス・ミュージアム 警察博物館」として4月29日にオープンした。それに先駆けて4月26日、報道向けに内部が公開されたので、展示内容を紹介する。
警察博物館は、1961年に旧京橋警察署に「警視庁PRセンター」として併設、1987年に現在の庁舎に建て替えられ「警視庁広報センター」となった。1994年には「警察博物館」と改称して現在に至っている。
現在の庁舎は竣工30年を迎えており、内容を含めて全面的に刷新するため、2016年4月1日から閉鎖してリニューアル作業を進めていた。リニューアルのポイントは、大人から子供まで楽しめるように、参加体験型のメニューを用意していること。警察の仕事の紹介はもちろんのこと、110番通報の仕方や防犯知識、交通ルールなどを学べるようにした。
展示物についても全面リニューアル。担当者によれば、以前と同じものはほとんどなく、制服体験コーナーの子供用制服くらいではないかというほど、内容を一新しているという。
警察博物館の展示は1階から5階まで。6階はイベントスペースとして活用する。リニューアルオープンしたゴールデンウィーク期間はパトカーや警察手帳のペーパークラフト製作体験、実際のものに近い道具を使った指紋採取体験のイベントを予定しており、これは6階で行なわれる。
1階はエントランスでピーポくんホールと名前が付いている。従来は白バイが迎えていたが、リニューアル後はマツダ RX-8のパトカーを展示。白バイは少し奥に自由にまたがれるようになっているが、以前とは異なるバイクを展示しているという。2階~4階は体験型で学べる施設となっているほか、5階は貴重な展示物が満載で、警察の歴史が学べるフロアとなっている。以前は英語表記がほとんどなかったが、リニューアルで大幅に英語表記を増やし、外国人観光客の入場も見込んでいる。
6階:イベントスペース
5階:時代とともに~警察の歩み
4階:首都をまもる~警視庁の今とこれから
3階:事件・事故を解決する力
2階:人と街をともにまもる
1階:ピーポくんホール
警察博物館の入場は無料。リニューアルオープンの4月29日には朝からピーポくんオリジナルグッズをプレゼントしたほか、ゴールデンウィーク期間の休日には「ピーポくんフェスタ」として鑑識車、音楽隊、レスキュー車、警察犬、騎馬隊がやってくるほか、爆発物処理の訓練見学などさまざまなイベントを予定している。
なお、警察博物館の正式名称は警察博物館のままだが、愛称として「ポリス・ミュージアム」の名称も用いるとのこと。
ポリス・ミュージアム 警察博物館
所在地:東京都中央区京橋3-5-1
TEL:03-3581-4321(警視庁代表)
開館時間:9時30分~17時
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
入館料:無料
Webサイト:ポリス・ミュージアム 警察博物館