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京奈和道 岩出根来IC~和歌山JCTが3月18日開通。阪和道と接続

2017年3月18日 開通

3月18日に開通する京奈和自動車 岩出根来IC~和歌山JCT

 国土交通省 近畿地方整備局とNEXCO西日本(西日本高速道路)は1月13日、京奈和自動車道 岩出根来IC(インターチェンジ)~和歌山JCT(ジャンクション)間を、3月18日に開通することを発表した。これにより、京奈和道と阪和自動車道が接続することになる。

 今回の開通区間は、京都市から奈良県を経由して和歌山市へ至る京奈和道(延長約120km)を構成する道路のうち、和歌山県内を走る紀北西道路(延長約12.2km)の未開通区間約6.5km。

 今回の開通により、和歌山JCTで阪和道と接続。和歌山JCTから奈良県の五條北ICまでが接続することになる。

 なお、京奈和道は無料で通行可能だが阪和道は有料道路となる。和歌山JCTにはIC機能がないため、奈良県側から岩出根来ICを越える場合は阪和道を連続利用することになるので料金が発生する。

 また、和歌山JCTは大阪方面とは紀ノ川SA(サービスエリア)の北側、和歌山方面とは同SAの南側で接続するため、紀ノ川SAと京奈和道を併せて利用することはできない。

開通区間の概要

 今回の開通による効果として国交省では、2015年9月の紀北西道 紀の川IC~岩出根来IC開通後には、和歌山市の和歌山城や高野町の高野山金剛峯寺などの和歌山県内主要観光地への観光客数が約20%増加したとし、阪和道との接続によるアクセス向上でさらなる観光客増を見込んでいる。

 また、京奈和道沿線の企業立地数が進んだことや、和歌山県および京奈和道沿線の農作物輸送時間の短縮に期待を寄せている。

和歌山県内の主要観光地へのアクセスを改善
2015年の紀北西道開通後に観光客数が急増
農作物の物流への効果
京奈和道の開通で沿線の企業立地が進んでいる