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ソラシドエア、4回目となる熊本赤十字病院こども病棟での航空教室
パイロット、整備士、地上係員、客室乗務員がそれぞれの仕事を紹介
2016年10月13日 20:11
- 2016年10月13日 実施
ソラシドエアは10月13日、熊本赤十字病院のこども病棟内で、通算4回目となる航空教室を開催した。日々病気とたたかう親子のために、飛行機の魅力を伝える活動を2013年から続けている。
社名にも含まれている笑顔の「種」を届けるための、ふれあい企画の模様をレポートしていく。従来はCA(客室乗務員)だけだったが、今回は副操縦士、整備士、グラウンドスタッフも参加し、充実の内容となった。
航空教室の開催場所となったのは、熊本赤十字病院内にある「こども医療センター」。会場はフロアの一角にあるプレイルーム。スタートの13時過ぎには、多くのフロアスタッフも見学に訪れた。
最初に、参加者側よりソラシドエアの機材が描かれたイラストが、副操縦士にプレゼントされた。イラストが得意な子の力作に、この日のためにリハーサルを重ねてきたソラシドエアスタッフにも力が入る。
各セクションがそれぞれの業務内容をプレゼンし、航空クイズでは全問正解の子も出現
航空教室の構成は、「パイロットのしごと」「整備士のしごと」「地上係員のしごと」「客室乗務員のしごと」の4本立てとなっており、飛行機の運航には多くの部署が関わっているという事実に、子供だけでなく大人も感心の表情。
パイロットのしごと
ここから、航空教室がスタートするが、最初は「パイロットのしごと」から。天候の確認や機内に移動してからコンピューターに重量や高度を入力し、エンジンスタートといった一連の順序を説明。トーイングされてから、管制官とのやり取りを経て離陸までを説明し、クイズに移行。航空機の速さと高さについて、出題されたが、およそ「九州新幹線の3.2倍の速さで進み、富士山の3倍の高さを飛んでいる」という答えには、子供たち全員が正解。
次に整備士の役割、地上係員の空港での「しごと」内容が、各スタッフより発表された。最後にCAが発表してすべてのプレゼンが終了した。
紙飛行機作りや制服着用体験、さらにペーパークラフトや手書きのメッセージカードをプレゼント
続いて、ソラシドエアのカラーリングが施された紙飛行機作りや、制服着用体験も行なわれた。子供用サイズにアレンジされたユニフォームに身を包む子供たちは、一様に満足気な表情を見せる。
最後に、スタッフが一枚一枚手書きでイラストや「メイクワンダー!」のメッセージが入ったポストカードや、ステッカーがプレゼントされた。
前年よりも各部署のスタッフを増やした今回の航空教室は、子供と一緒になって病気とたたかっている親も、意外と知らない「空の仕事」に興味深い表情で聞き入っていたのが印象的だった。
ソラシドエアのキャンペーンは、社内でも若いスタッフの発案であることが多いとのことだが、今後もこうした社会貢献活動にまつわる企画や、「らしさ」を前面に打ち出したイベントを、これからも積極的に仕掛けていくとのことだ。