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ソラシドエア、横浜の保育園で現役スタッフ参加の航空教室開催

子供たちのなかに未来のパイロット、CA、整備士がいるかも?

2016年5月31日 実施

航空教室が開催された横濱あんじゅ保育園。園児は101名

 ソラシドエアは5月31日、横濱あんじゅ保育園(横浜市旭区)において、園児を対象とした航空教室を開催、現役パイロット、CA(客室乗務員)、整備士が訪問して航空会社の仕事を分かりやすく説明した。

 この取り組みはパイロットやCA、整備士など、普段あまり接することのできない職業を紹介することで、子供たちに航空業界への興味を持ってもらうことを目的としたもの。また、将来的にエアラインへの就業にもつながることを期待しているという。

 同社ではこれまでこうした取り組みを九州内で開催してきたが、より広く「ソラシドエア」を知ってもらうために首都圏でも実施されることになった。首都圏初の開催場所として横濱あんじゅ保育園が選ばれたのは、「絵や写真より実物を見る」ことを重視している同園からのラブコールに応えてのものだという。

 航空教室にはソラシドエア 取締役副社長 上田幸彦氏をはじめ運航本部 運航乗員部 副操縦士 大東亨貴氏、整備本部 運航整備部 羽田整備1課 浅見哲久氏、運送本部 客室部 原佳江氏らが参加した。

株式会社ソラシドエア 取締役副社長 上田幸彦氏
ピースサインで園児達に応える

 上田副社長は園児たちを前に「ソラシドエアと言って飛行機を飛ばす会社のおじさんです」とピースサインで挨拶。続けて「今日は飛行機を飛ばすパイロットのお兄さんや飛行機を点検したり直したりする整備のお兄さんや、飛行機の中でサービスをしてくれるCAのお姉さん、こういった人が来ていますので、どんなお仕事をしているのかみんなで聞いてください。それから紙の飛行機を折ったり、制服を着てみていただいたり、といったことをするので今日一日楽しんでください。よろしくお願いします」と話すと、「お願いしまーす」と元気な返事が返ってきてちょっとビックリといった一幕も。

熱心に話を聞く園児たち

 最初に行なわれた座学では、まずスタッフによりソラシドエアの紹介が行なわれた。「ソラシドエアって飛行機を知ってますか?」との質問には、多くの園児達から「知ってるー!」「乗ったことあるー!」の返事が。これにはスタッフが驚いていたようだったが、あとで聞いたところによると九州出身の保護者の方が意外と多いとのことで、園児たちにとっては身近なエアラインだったようだ。

飛行機が飛び立つまでをクイズで学習
パイロットの仕事を紹介する運航本部 運航乗員部 副操縦士 大東亨貴氏
ソラシドエアを紹介
タイヤ交換のクイズ
答えは2
「空港で見かけたら手を振ってね」と整備本部 運航整備部 羽田整備1課 浅見哲久氏
CAの仕事を紹介、飛行機が飛び立つまでにすることは?
子供たちが熱心に聞いている
運送本部 客室部 原佳江氏
お辞儀や挨拶の練習も

 その後、大東副操縦士、浅見整備士、原CAがそれぞれの仕事を紹介。途中、「飛行機は富士山の何倍の高さを飛んでいる?」「飛行機のタイヤは整備士何人で交換する?」「ソラシドエアの飛行機に乗っているキャビンアテンダントの人数は?」など3択クイズが行なわれたが、こちらもかなりの正解率だった。ちなみに答えは順に3倍、3人、4人。

 後半は年齢別に分けられた組ごとに「紙飛行機づくり」「制服体験」「九州応援」の各プログラムを実施。今回は保護者が参加していないこともあってか、制服体験より紙飛行機づくりが一番人気。最後に全員で紙飛行機を飛ばして航空教室は終了となった。

ソラシドエアの紙飛行を作る紙飛行機づくり

 参加した大東副操縦士は「園児達が飛行機のことやソラシドエアを知っていてビックリ。(こうした機会に)日本の空に夢を持ってほしい」、浅見整備士は「子供たちに飛行機に興味を持ってもらえてうれしい」、原CAは「子供からたくさんの笑顔をもらった」とコメント。

 同社ではブランドコンセプト「空から笑顔の種をまく。」を広げていくためにも、今年度中に何回か同様の教室を開きたいとのこと。認知を高めることで「ソラシドキッズ」による子供のひとり旅、将来的には同社への入社などへもつなげていきたい考えだ。

パイロットや整備士、CAになって記念撮影
スタッフが九州を紹介
園児達による九州各県の花をモチーフにした応援ポスター
同園のある旭区のマスコットキャラクター「あさひくん」がサプライズで登場
給食も一緒に