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ソラシドエアと熊本県、7月26日運航開始の復興支援機「頑張るけん!くまモンGO」共同発表会

県庁での共同発表会にくまモンがサプライズ参加

2016年7月25日 発表

 ソラシドエアは、平成28年熊本地震を受け、「“がんばろう!九州”復興支援プロジェクト」に取り組み、その一環として復興支援1号機「がんばろう!九州号」を運航していたが、7月26日より新たに熊本県に特化した復興支援機が登場する。その運行開始の前日となる7月25日に、熊本県庁で共同発表会が実施された。発表会の最後には、熊本県公式キャラクター「くまモン」が乱入するサプライズもあった。

共同発表会は熊本県庁本館にある知事応接室で行なわれた

 共同発表会には、ソラシドエア側から代表取締役社長の髙橋洋氏、企画部 担当部長の國見寛通氏、熊本県山都町出身のCA(客室乗務員)である甲斐陽来(きよら)氏が出席。熊本県側からは、県知事の蒲島郁夫氏、阿蘇草原再生協議会会長の高橋佳孝氏、阿蘇草原再生千年委員会 委員長の坂本正氏らが出席。

 最初に、阿蘇草原再生協議会 会長の高橋佳孝氏より、ソラシドエアの髙橋社長へ感謝状が手渡され、ソラシドエアのこれまでの活動の功績を讃えた。続いて、ソラシドエア側から復興支援活動の経緯をまとめたフォトブックとくまモンのイラストが入ったモデルプレーンを進呈。

熊本県側の出席者。奥から阿蘇草原再生千年委員会 委員長 坂本正氏、阿蘇草原再生協議会 会長 高橋佳孝氏、熊本県知事 蒲島郁夫氏、熊本県 広報課職員
阿蘇草原再生協議会会長の高橋氏からソラシドエアへ感謝状が贈られた
ソラシドエアより熊本県へ復興支援活動の模様をまとめたフォトブックを進呈
「がんばるけん!くまモンGO」を模したモデルプレーン
ソラシドエア 髙橋氏より、蒲島熊本県知事へモデルプレーンが手渡された

連携をより密にしていくことによって復興活動を支援

 共同発表会の後半は、双方の代表から挨拶があった。

 ソラシドエアの髙橋洋氏からは、「この復興支援活動がスタートしてから、その活動の一部として、機内販売の売上金の一部を寄付させていただいて参りました。機内販売アイテムには、常に人気商品があり、多くの寄付金が集まったことに搭乗されたお客さまに感謝を申し上げたい。県外の方は“今、熊本に行ったら迷惑なんじゃないか”と自粛ムードがあります。だからこそ、見に来ていただきたい」「熊本のさまざまな産業が機能しなければ九州全体に影響が出るこの歩みを止めないようにさらなる支援をしていく」とコメント。

株式会社ソラシドエア 代表取締役社長 髙橋洋氏(中央)。手前は同社企画部 担当部長 國見寛通氏、奥は熊本県山都町出身CAの甲斐陽来(きよら)氏
熊本県知事 蒲島郁夫氏

 蒲島熊本県知事は、「ソラシドエアさんには、地震発生から間もなく支援活動を開始いただきまして、大変感謝申し上げます。今回の新たな復興支援機によって、多くの方に熊本を見に来ていただきたい。熊本は今、頑張っています、というところを感じとってほしい」「震災は時間が経つにつれてステージが変わっていく。適切な対応方法を被災者に提供していくことが我々の使命。今回の“がんばるけん!くまモンGO”が全国の方の目に触れて、遊びに来ていただければ」と、観光客を呼び込むアピール。

発表会には熊本県山都町出身のCAである甲斐陽来(きよら)氏も、くまモンエプロンを着用して出席

 発表会はこれで終了したと思いきや、司会より「実は、本日スペシャルゲストが来ております」のアナウンス。くまモンが応接室に入場してきた。双方の出席者も大喜びでくまモンと邂逅し、本当の最後にフォトセッションに行なわれた。

応接室に乱入(?)してきたくまモン。
発表会の出席者全員で記念撮影