【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016
華麗な舞踊にヘナ・タトゥー、女子力上がるマレーシアブースを堪能
舞踊団の舞に、伝統的な凧造りにアートまで紹介
2016年9月26日 06:00
- 2016年9月22日~25日 開催
ツーリズムEXPOジャパン2016のマレーシア政府観光局、SABAH TOURISM BOARDブースでは、色彩豊かな衣装をまとった舞踊や、無料のボディ・ペイント・アート、伝統的な凧制作のデモンストレーションをはじめ、マレーシアの魅力を余すことなくアピールしていた。
ブース展示初日の9月23日には、ブースのオープニング・セレモニーを開催。ダト・スリ・ミルザ・モハマッド・タイヤブ マレーシア政府観光局総局長が来日し、主催者代表としてステージに登壇。「トラベラーの第一の目的地としてマレーシアを選んでもらえるよう、日本で引き続き観光促進のためのイベントに参加しアピールしていきたい。2017年はマレーシアの独立60周年記念、そして日本との国交樹立60周年というアニバーサリーイヤー。フェスティバルモードのマレーシアと、その魅力的なエリアにぜひ遊びに来てほしい」と挨拶。
また、マレーシア政府が発行する長期滞在プログラム「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム・プログラム」についても言及。世界で住みたい国ナンバーワンに10年連続で選ばれているマレーシアへのロングステイの魅力についても語った。なお、セレモニーでは、日本のロングステイ財団から表彰状も授与された。
ブースのオープンのテープカットのあとは、ジョホール州立舞踊団によるマレーシア舞踊の披露となり、華やかなダンスでセレモニーを彩った。
舞踊では、マレー系民族の伝統的なスタイルで踊られる、お客さまを迎える際の宮廷舞踊「TARI MAHKOTAH」や、すべての人に恩恵があるようにと願いの込められた「CHINESE FAN DANCE」、男女のペアがかわいらしく踊る「SABAH DALING-DALING」。そしてボルネオ島サラワク州の「DATUN JULUO」では聖なる鳥“サイチョウ”に扮した女性ダンサーが舞い、ラストは観光テーマソング「MY FEST」に合わせ全員が手拍子に合わせリズムカルに舞うなど大満足。
ブース内のデモンストレーションなども見逃せない内容となっている。注目はヘナ・タトゥーと呼ばれるボディ・ペイント・アート。自然素材のヘナと呼ばれる植物を使い肌に模様を描いていく。ヘナ・タトゥーは幸運を呼ぶ力があるといわれており、描かれるデザインもさまざま。ブースでは、草花を中心に数種類から選ぶことができるのでお気に入りを腕や手首に描いてもらえる。所要時間は約5分で無料。なお、描いてもらったあとは、完全に染料が乾き切るまで約30分から1時間ほどかかる。デザインは消えるまで4日から10日ほど時間がかかる。
また、ワウと呼ばれる1m以上の大きな伝統凧を制作するデモンストレーションも実施。精巧な装飾を複数の紙を組み合わせて生み出して行く作業をじっくり間近で楽しめる。なお、制作中の凧は1週間ほどかけて完成するとのこと。地域によりデザインが異なるなどの詳しい話も聞ける。基本的にデザインに取り入れられるのは植物など自然の物が多いという。ブースの天井部分にも完成品がデコレーションされている。
フードコートでは、マレーシア料理を提供する「マレーシアキッチン」も。オススメはマレーシアの人気ナンバー1ドリンク「テ・タレ」(250円)。高い場所からカップに注ぎ入れることで泡立たせたミルクティーでほんのり甘くて会場で歩き疲れた体をホッと癒してくれる。
また、「ロティチャナイ」(600円)はサックサクのロティ(パン)を薄く伸ばして焼き、特製のカレーソースで食べるマレーシアの朝食兼おやつ的なフード。さっぱり味でもっと食べたくなる美味しさだ。