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伊予観光大使の水樹奈々さん、愛媛県のゆるキャラ「みきゃん」を激励
(2015/11/10 13:49)
- 2015年11月6日 開催
愛媛県は11月6日、ゆるキャラグランプリ2015での優勝(てっぺん)を目指す、同県のゆるキャラ「みきゃん」の激励会を開催。愛媛県新居浜市出身で伊予観光大使(いよかん大使)を務める水樹奈々さんが来場し、中村時広愛媛県知事と一緒にみきゃんを応援した。
みきゃんは、2011年11月11日(ワンワンワンワンの日)に誕生した、愛媛県のイメージアップキャラクターだ。みかんの「み」と子犬の鳴き声「きゃん」を合わせ、アルファベットの当て字で「MICAN」となり、「みかん」をもじったものとなることから命名された。「きゃん」には「can(できる)」の意味もあり、いろいろなことに挑戦していくという前向きな気持ちも込められているという。
そして、2015年の10月から突如現れたのが、みきゃんの敵キャラ「ダークみきゃん」だ。みきゃんの邪魔をすること、足を引っ張ることが生きがいだという。この日もみきゃんの邪魔をしに現れた。
水樹奈々さんと中村知事が愛媛談義を展開
激励会は、中村時広愛媛県知事と水樹奈々さんの愛媛談義から始まった。水樹さんは、2012年から伊予観光大使(いよかん大使)を務めているだけあって、テンポよくトークが弾んだ。
最初の話題は、水樹さんのコンサートツアーについて。7~9月に展開した全国コンサートツアーを愛媛からスタートさせた水樹さんだが、アーティスト活動15周年となる節目のツアーということで「どうしても地元から始めたかった」ことから実現した。そこでは、水樹奈々さんが歌う愛媛国体(2017年開催)のテーマソング「笑顔は君のためにある」をコンサートで初披露した。この曲はダンスバージョンや体操バージョンが作成され、愛媛県内で親しまれているという。また、水樹さんは最近ロードバイクを購入したそうで、海を見ながら走れるサイクリングコースとして有名な「しまなみ海道」の走破を目標に徐々にトレーニングをしているとのこと。ロードバイクでのサイクリングは知事も楽しむそうで、「愛媛をサイクリングパラダイスにしたい」という。その一環として、11月15日を「サイクリングの日」として、「愛媛のすべての市町で何かしらサイクリング関連のイベントをやる」(中村知事)と決めたことが紹介された。
また、愛媛県は愛知県と間違われることが多いことから「アイチじゃないよ、エヒメだよ!」というキャッチコピーを掲げた大胆な観光PRを展開していることを紹介した。水樹さんも、よく間違われたことがあるといい、「逆はないのに悔しい」と感じていたそうで、このPRに賛同していた。
水樹奈々さんと中村知事がアテレコで共演
さて、みきゃんは、全国のゆるキャラナンバーワンを決める「ゆるキャラグランプリ2014」では見事3位に入賞し、今年の「ゆるキャラグランプリ2015」では「てっぺん(1位)」を目指して頑張っており、現在激しいトップ争いを繰り広げている。
11月16日の投票締め切りを控え、ゆるキャラグランプリ2015のてっぺんをとるために、みきゃんが最後の投票のお願いをしているところ、ダークみきゃんがその邪魔をすべく現れた。
……という設定で、公開アテレコが行なわれた。本来はしゃべらないみきゃんだが、今回は特別に水樹奈々さんがみきゃん、中村知事がダークみきゃんの声を担当した。水樹さんがみきゃん役をキュートな美声でこなす一方、中村知事もノリノリでダークみきゃんを怪演していた。この熱演ぶりには、水樹さんも「ダークの悪そうな感じが出ていてさすが、と思いました」と感心していた。
ちなみに、このダークみきゃんは、県職員の考案で、青カビの生えたみかんをモチーフにしたデザイン案から古くなったみきゃんの着ぐるみを流用しての製作、YouTubeにアップしたプロモーションムービーの制作まで、すべて県職員によって行なわれ、「総制作費は1万3051円」(中村知事)だという。