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ゆるキャラ22体も集合した成田空港 第3ターミナルのオープンイベント
みぞれまじりの雨の中、LCCターミナルが稼働
(2015/4/8 19:56)
- 2015年4月8日3時30分 供用開始
成田空港が、LCCターミナルとなる第3旅客ターミナル(第3ターミナル)の供用を4月8日3時30分に開始したのは、事前見学による出発・到着ロビーレポートや、オープニングセレモニーのレポートでもお伝えした通り。3時30分のオープン後、航空各社のチェックイン、ターミナル内店舗の営業が開始されるなど、徐々に空港ターミナルとしての機能が稼働していった。また、千葉県や就航地のゆるキャラが登場するなど、開業日ならではの盛り上がりもあった。それら第3ターミナルオープン日の模様をお届けする。
オープン前に看板などは準備完了
オープン約1時間前に第2ターミナル前のバス乗り場の案内や、第3ターミナルへの案内看板は準備が完了していた。第2ターミナル~第3ターミナルの直行連絡バスは、ちょっと離れた24番乗り場が利用される。ホテルやレンタカー、駐車場などの送迎バスの乗降場として利用されていた並びだ。
連絡通路は3時から利用可能になると書かれた看板が立っていたが、特にフェンスなどは設けられていなかった。また、ターミナル3を利用する航空会社のロゴマークが書かれた案内図も目立つように貼られている。
航空各社がチェックインを開始
第3ターミナルを利用する航空各社の第1便は、ジェットスターが6時15分発新千歳行きのGK101便、バニラ・エアが7時35分発台北行きのJW101便(新千歳行きJW903も同時刻発だが台北行きが先にチェックインを開始)、Spring Japan(春秋航空日本)が8時50分発広島行きのIJ621便、チェジュ航空が11時50分発ソウル行きの7C1101便となっている。
最初にチェックインカウンターをオープンしたのはジェットスターで、4時15分にGK101便の搭乗手続きを開始。早朝ということもあってか直後は人がまばらだったが、6時台、7時台に国内線だけで4便が出発するだけに、徐々に人も多くなっていった。
次にオープンしたのが、バニラ・エア。第3ターミナルから初めて飛び立つ国際線のチェックインでもある。こちらは手続き開始を告げるアナウンスが流れると多くの乗客が列を成した。また、5時35分の手続き開始に先立ち、代表取締役社長の石井知祥氏が歓迎の挨拶。搭乗客にはクリアファイルやステッカーといった記念品が配布された。
続いて6時50分に春秋航空日本のチェックインカウンター、少し間が空いて9時20分からチェジュ航空と、順次チェックインカウンターをオープン。全ての航空会社が窓口業務を開始した。
ショップや窓口のオープン
ショップもターミナル開業と同時に動きが始まった。24時間営業のローソンを除き、ショップとフードコートは4時となっているが、オープン日ということもあってか、Fa-So-La BOOKSやHIPSHOP、フードコートは、3時30分時点でシャッターも上げられており、事実上の開業状態だった。
このほか、外貨両替や海外旅行保険、モバイルルーターのレンタルショップ、バス乗車券を取り扱う「Travel Support GPA サービスカウンター」は6時にオープン。外貨両替コーナーでは、3万円以上の両替を行なった先着2万5000人にTOMSのトートバッグをプレゼントするキャンペーンを実施していた。
バスも動き出す
第3ターミナルへの主要なアクセス手段であるバスは、ターミナル連絡バスが4時30分より運行を開始。また、空港アクセスバスも5時前から到着し始め、利用客を第3ターミナルへと運んできた。
アクセスバスの出発便についても5時台から運行が始まっており、7時30分頃にバスターミナルを訪れた際には、京成バスやJRバス関東、東京空港交通、千葉交通などのバスが出発エリアに集まっていた。
オープニングイベントでご当地キャラが集合
成田空港では、第3ターミナルオープンを記念したイベントも実施した。1つは記念品の贈呈。2階の出発手続きエリア前と、1階の到着エリアで、開業当日に第3ターミナルを訪れたことを記念する「ご来館記念証明書」と「オリジナルボールペン」を来場者に配布した。
そして、5時~14時にはご当地キャラクター、いわゆる、ゆるキャラによる送迎だ。就航都市のキャラクター12体と、千葉県内のキャラクター10体が第3ターミナルに集まり、就航都市のキャラクターは出発エリア、千葉県内のキャラクターは到着エリアと分かれて、乗客を送迎した。
各所で来場者との記念撮影に応じたほか、随所でコラボ写真も撮影。オープニングに笑顔をもらたす存在になっていた。