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京王電鉄、9月25日に京王線、井の頭線のダイヤを改正

初電の新宿駅到着時刻を繰り上げ、新宿駅発の終電時刻を延長

2015年8月26日発表

9月25日のダイヤ改正後の路線図

 京王電鉄は8月26日、京王線、井の頭線のダイヤ改正を実施すると発表した。平日ダイヤの改正は9月25日、休日ダイヤの改正は9月26日よりとなる。

 京王線のダイヤ改正では、都心方面へのアクセス強化など利便性向上を目的に、京王線の準特急の停車駅に「笹塚駅」「千歳烏山駅」を追加、区間急行の停車駅に「仙川駅」を追加するほか、早朝時間帯の特急・準特急の増発、都営新宿線直通列車の増発、終電時刻の延長などを実施する。具体的な内容は以下のとおり。

停車駅の変更

 準特急の停車駅に「笹塚駅」「千歳烏山駅」を追加。区間急行の停車駅に「仙川駅」を追加。どちらの列車も20分間隔で運行する。これにより、笹塚駅止まりの都営新宿線の列車から準特急への乗換が1回で済むようになる。

準特急の停車駅
区間急行の停車駅
初電の新宿到着時刻の繰り上げ

 早朝の特急を新設することで、新宿駅へ5時21分に到着が可能になり、新幹線や航空路への乗換が便利になる。主要駅からの発車時刻は、橋本駅4時38分発(調布駅で特急に乗換)、京王多摩センター駅4時47分発(区間急行に乗り調布駅で特急に乗換)、京王八王子駅4時42分発、高幡不動駅4時50分発、調布駅5時06分発となる。なお、北野駅~調布駅間の特急通過駅でも各駅停車から新宿駅5時21分着の特急に乗換が可能となっている。

早朝時間帯(初電から7時)に特急・準特急を5本増発、8時台の特急運転開始時刻の繰り上げ

 京王八王子駅4時42分発、同4時59分発と、橋本駅6時12分発の特急3本と、京王八王子駅5時20分発、高尾山口駅5時32分発の準特急2本を増発。

京王八王子駅4時42分発、同4時59分発と、橋本駅6時12分発の特急3本と、京王八王子駅5時20分発、高尾山口駅5時32分発の準特急2本を増発

 また、8時台の特急運転開始時刻を繰り上げ、京王八王子駅8時21分発~新宿駅9時09分着となる。

都営新宿線とのアクセス強化

 平日10時頃~17時頃と休日9時頃~22時頃の橋本駅を発着する快速を、京王線新宿駅発着から都営新宿線直通に変更。1時間あたりの都営新宿線への直通列車の本数を3本から6本に増発。同時に京王新宿駅発の快速を都営新宿線直通に変更し、1時間あたりの本数を3本から6本へ増発。

 平日18時頃~20時頃の本八幡駅発笹塚駅止まりの各駅停車の一部を八幡山駅まで延長。直通列車の本数を6本から9本へ増発。なお、八幡山駅行きは、明大前駅で特急京王八王子駅行きや特急橋本駅行きに連絡できる。

新宿駅発の終電時刻を延長

 新宿駅の終電時刻を延長し、調布駅への最終は0時34分発、京王八王子駅と京王多摩センター駅への最終は0時33分発、橋本駅への最終は0時22分発となる。

 また、平日日中時間帯、各駅停車高尾山口駅行の一部を各駅停車高幡不動駅行に変更。高幡不動駅で高幡不動駅始発の各駅停車高尾山口駅行に乗り換えができる。

井の頭線のダイヤ改正内容

 5時台の列車を増発し10分間隔で運行するほか、明大前駅で京王線早朝時間帯の特急・準特急から井の頭線にスムーズに乗換ができるように時刻を調整する。

 京王線の終電時刻延長に合わせ時刻を変更。渋谷駅から京王線の各主要駅の終電時刻は、京王八王子駅と京王多摩センター駅への終電は0時29分発、橋本駅への終電は0時18分発となる。なお、吉祥寺駅行最終と富士見ヶ丘駅行最終電車については現行のままとなる。

朝活応援キャンペーン

 ダイヤ改正にあわせ、9月25日~10月30日までの期間中(平日のみ)、京王パスポートカードの会員で、PASMOを「乗りものポイント」サービスに登録しているユーザーを対象に「朝活応援キャンペーン」を実施する。

 京王線・井の頭線の各駅改札を早朝時間に登録PASMO(定期外・定期両方対象)で入場し、新宿駅で降車時に構内へ設置した専用端末(7台)にタッチすると、1日につき、1回を上限として京王グループ共通ポイントを10ポイントがプレゼントされる。

京王線・井の頭線の各駅改札を早朝時間に登録PASMO(定期外・定期両方対象)で入場し、新宿駅で降車時に構内へ設置した専用端末(7台)にタッチすると、1日につき、1回を上限として京王グループ共通ポイントを10ポイントがプレゼント

(編集部:柴田 進)