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京王電鉄、紛失防止タグ「MAMORIO」を使った「お忘れ物自動通知サービス」

期限のない本格サービスとして開始

2017年7月14日15時 開始

京王電鉄が紛失防止タグ「MAMORIO」を使った遺失物の発見・通知サービスを開始

 京王電鉄は7月14日15時から、紛失防止タグ「MAMORIO」利用者を対象とした遺失物発見のための「お忘れ物自動通知サービス」を開始した。

 MAMORIOはBluetoothコントローラとバッテリを内蔵した薄いチップ上の紛失防止タグで、スマートフォンアプリと同期することで手元から離れたことをユーザーに通知する機能を持つ。MAMORIOの現在地はアプリを通じてクラウドに集約されており、万一自分の手元を離れても、ほかのユーザーがそのMAMORIOの近くを通過するなどして検出するたび、位置情報が更新される仕組み(「みんなでさがす」機能)。

アプリと同期してから財布やバッグに入れておく
MAMORIO Spotに届けられるとアプリに通知される

 今回京王電鉄は、明大前駅の「お忘れ物取扱所」、新宿駅と渋谷駅の駅事務室に専用アンテナ「MAMORIO Spot」を設置しており、遺失物が届けられると所有者のアプリへ保管場所が自動的に通知されるサービスを始めた。

専用アンテナ「MAMORIO Spot」設置場所

明大前駅:京王線・井の頭線お忘れ物取扱所
新宿駅:京王線 駅事務室(百貨店口)
新線新宿駅:京王線 駅事務室(京王新線口)
渋谷駅:井の頭線 駅事務室(中央口)

 同様の取り組みは東急電鉄(東京急行電鉄)、相鉄(相模鉄道)、東京メトロ(東京地下鉄)、小田急(小田急電鉄)などでも実施されているが、実証実験や試験導入ではなく、本格サービスである点がほかと異なる。