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有明沿岸道 大川東IC~大野島ICが3月14日15時開通。筑後川に架かる有明筑後川大橋を含む区間
2021年2月15日 13:35
- 2021年2月5日 発表
国土交通省 九州地方整備局 有明海沿岸国道事務所は2月5日、有明海沿岸道路 大川東IC(インターチェンジ)~大野島ICを3月14日15時に開通することを発表した。また、福岡県は、同時開通する大野島ICへアクセスする県道(主要地方道)大牟田川副線の開通を発表している。
福岡県大牟田市の三池港と、佐賀県の佐賀空港(九州佐賀国際空港)という交通主要拠点を結ぶ広域交通ネットワークの形成や、国道208号の混雑緩和を目的とした高速道路(地域高規格道路)で、これまでに三池港IC~大川東IC間が開通済み。今回の大川東IC~大野島IC間、延長約3.7kmの開通により、三池港IC~大野島IC間の約27.5kmがつながる。大川中央IC~大野島IC間には筑後川をまたぐ橋梁が架かり、橋の名称は大川市が2020年11月に公募し、「有明筑後川大橋」と決定している。
なお、福岡県が整備を進める大野島ICへアクセスする県道大牟田川副線の延長500mも同時開通する。
この開通により佐賀空港~三池港間の所要時間は現在よりさらに5分短縮すると試算されており、有明沿岸道の沿線にある大川市の筑後川昇開橋や、柳川市のお堀めぐり、三池氏の世界遺産「三池炭鉱」といった観光地へのアクセス向上に期待が寄せられる。
有明沿岸道は今回の開通により、県境をまたぐ区間を除き、福岡県内の整備が完了。福岡県~佐賀県の県境区間となる大野島IC~諸富IC間は用地取得を終え、2022年度に開通する見通しが示されている。