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スクートとタイガーエアが7月25日合併しスクートブランドへ統合、日本発着便は787型機での運航を継続

スクートの2レターコードはTZからTRへ、客室乗務員の制服も刷新

2017年7月25日 合併

スクートとタイガーエアが合併し、スクートブランドに統一。スクーティ(客室乗務員)の制服も刷新する

 スクートは6月15日、グループ会社のタイガーエアと合併し、スクートブランドに統合することを発表した。7月25日以降はタイガーエア運航便もすべてスクートとしての運航となり、Webサイトや空港チェックインカウンターを統一。シンガポールを中心にネットワークを持つタイガーエアへの乗り継ぎ利便性などが高まる。

 ブランドがスクートに統一されることに伴い、同社では「スクーティ」と呼ばれているCA(客室乗務員)の制服も刷新。一方、便名に用いられる2レターコード(IATAコード)は、タイガーエアが使っている「TR」に統一。7月25日以降の搭乗で従来の「TZ」便名で予約をしている人には、7月23日までにTR便名へ変更した新たな旅程票をメールで案内する。

 スクートは現在、すべてボーイング 787型機(787-8型機または787-9型機)で運航しているが、今後は現在タイガーエアが所有しているエアバス A320型機での運航も加わることになる。ただし、日本発着路線については現状どおりボーイング 787型機を使用。タイガーエアのエアバス A320型機については、2018年中頃までに全機材をスクートの塗装へ変更していく。

 ちなみに、スクートとタイガーエアは、シンガポール航空グループのバジェット・アビエーション・ホールディングスを持ち株会社とするグループ会社。日本へも就航しているタイガーエア台湾はチャイナエアラインの子会社であり、今回の合併とは無関係で従来どおりの運航となる。