JR東日本全線が3日間乗り放題で1万3000円、「JR東日本30周年記念パス」

「JR東日本30周年記念パス」の利用範囲

　JR東日本（東日本旅客鉄道）は、2017年4月1日に発足30周年を迎えるにあたり、利用者への感謝を伝えるイベント等を開催するが、その一つとして「JR東日本30周年記念パス」を発売する。7月21日～7月31日の連続する3日間、普通列車自由席とBRTに乗車できるきっぷで、大人1万3000円、子供3000円。

「JR東日本30周年記念パス」で利用できる路線は、JR東日本、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行の全線の快速含む普通列車自由席とBRT。特急券を別に購入すれば新幹線・特急列車等にも乗車できる。利用期間は7月21日～7月31日で利用開始の1カ月前から3日前までの発売となるため、販売期間は6月21日～7月26日となる。JR東日本では、特に「利用開始日の3日前までの発売」を強調、早めに購入するように呼びかけている。

　このほか、「JR東日本30周年記念入場券」も発売する。2017年4月現在のJR東日本の鉄道営業駅1634駅の「硬券」タイプの入場券をセットにしてバインダーに収めたもので、価格は22万8760円。限定数は300セット。鉄道の日となる10月14日に発売するが、事前申し込みが必要。Webサイトまたは郵送で受け付けるとしているが、具体的な申し込み方法は改めて案内するという。

　JR東日本では、30周年を迎えるにあたり、コミュニケーションスローガン「TICKET TO TOMORROW ～未来のキップを、すべてのひとに。～」を掲げ、すべての事業分野で質の高いサービスを提供する。利用者への感謝を伝えるイベントは、このほかに駅でコンサートを開く「エキコン」や「JR東日本お客さま感謝祭」の開催、記念の臨時列車、JR東日本総合研修センター（福島県白河市）の一般公開などを予定している。