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ANA、国際線用新機材「エアバス A320neo」型機が羽田~関空で初フライト

2017年1月中旬まで不定期で国内線に使用

2016年12月26日 初フライト

記念式典が行われた58番搭乗口

 ANA(全日本空輸)は12月26日、新機材「エアバス A320neo」型機の初フライトを羽田~関空線のANA095便で実施、出発前に記念式典を実施した。

 エアバス A320neo型機の運航は、日本の航空会社ではANAが初めて。ボーイング 737-500型機や従来型のエアバス A320ceo型機の後継となる機材。もともとは国際線向けとしての導入ながら、2017年1月中旬までは不定期で国内線に使用される。時刻表などでの記載は既存のA320ceo型機が「320」となることに対して、新型のA320neo型機は「32P」となる。

専用横断幕も用意されていた

 記念式典が実施された羽田空港国内線第2ターミナル58番ゲート前には、初就航を記念したタペストリーなどが並び、普段とは違う華やかなムード。通りがかる利用客も足を止めて記念撮影などをしていた。

A320neoの就航を祝いファンから送られたプレゼントが飾られていた
搭乗客に配られたプレゼント
全日本空輸株式会社 上席執行役員 東京空港支店長 峯尾隆史氏

 式典にはANA 上席執行役員 東京空港支店長 峯尾隆史氏が登壇。峰尾氏は搭乗開始を待つ乗客に「本日、まさに皆さまは日本初となりますエアバス A320neoの定期便として羽田~関西空港線をご利用いただくというわけであります」と挨拶。A320neo型機について、従来型機より15%の燃費改善、広い機内空間と貨物搭載能力、さらに「ANA Wi-Fiサービス」、全席にパーソナルモニターを装備など特徴を紹介。「小型機ではありますが中型機、大型機と同等の快適な機内空間をお楽しみいただけると思っております」とコメント。また、今後も積極的に新しい機材を導入するとともに「ジャパンクオリティあふれるおもてなしのサービスを提供していく」とした。最後に「日本で初めてとなります、エアバスA320でのフライトをどうぞお楽しみください」と締めくくった。

搭乗口で見送り
スタッフにより記念品が手渡される

 搭乗口では18時少し前から搭乗がスタート。峰尾氏をはじめスタッフが見送りをするなか、ほぼ満席となる143名(うち幼児4名)が機内へと足を運んだ。同便は18時22分にブロックアウト、関西国際空港へ向けて飛び立った。

乗客は146席に対し143名とほぼ満席
出発を待つANA095便
18時22分にブロックアウト
トーイングカーに押されていく
離陸準備が進む
LED化された着陸灯が目立つ